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10月28日(木) 曇り、風なし 閑話休題 《 5,000年前の木製ドアから思い出す 》
ヨーロッパ最古のドア発掘 スイスのチューリヒで推定5,000年以上と見られる木製のドアが発掘された。

 5,000年前というと紀元前3,000年、この時代のヨーロッパはギリシャ文明が興り(BC2,600)、中国では実在が確定している殷王朝の一つ前の、最近実在説が強い夏王朝になる。

 一方、この時代の日本は縄文時代中期〜後期で文明にはまだ遠い時代だった。その他、エジプトのギザのピラミッド完成(BC2,600)、インダス文明が興る(BC2,600)といった時代である。

 肝心のドアが発見されたスイス近在はどういう生活をしていたか分からないが、石の家に木製ドアを使っていたのだろうから、日本の竪穴式の住居よりも近代に近い。

 今回発見されたドアは高さ15mというから天井の低い時代だったのだろうか。この時代は地球が寒くなっている時期でそれと関係があるかも知れない。

 材質はポプラで発掘写真を見る限り、しっかり作られている感じがする。普通、木製品などの有機物は地中で分解されて痕跡も残らないが、空気が遮断されているとか低温下では稀に残ることがある。

 良い例として海中に埋もれてしまった古代の木造船が原型を留めて発掘されることがある。今回も土の中で適度な温度と湿度を受けていたのではと思う。

 木製のドアで思いだすのは数年前に訪れたカンボジアのアンコールワット遺跡のことである。アンコールワットは12世紀頃に造られた比較的新しい遺跡になる。

 全体は砂岩で構築されているが、窓枠とかドアが木で残っているかと歩いたがどこもかしこも石だらけである。ようやく回廊にかつて扉があったと思われる木の枠があって安心したが、後世に付けられたのかも知れない。

 こういった石ばかりの遺跡は、先年中米ホンジュラスに住んだ時、マヤ文明帰のコパン遺跡を訪れているが、石中心の住居の使い勝手はどうかと思った。そう思うのはやはり、樹の国日本から来たせいでもある。

 しかも、残っている石造群はみな屋根がなく屋根も石で葺いたのかと思ったが、別の遺跡に行って復元図を見たら屋根は草ぶきで、当然屋根部の構造は木が使われていたと分かり抱いていた疑問が氷解した。

 有機物の木製屋根は石と比べると確かに原型を残すのは難しく、遺跡となっているのは石の壁や基壇だった。
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author:cebushima, category:閑話休題2010年10月, 10:23
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10月27日(水) 曇り、風なし 閑話休題 《 日本の犬の名前あれこれ 》
我が家の犬 世の中には面白いことを調べる人がいて、日本の『犬の名前』のトップ10というのがあった。

 しかもオス、メス別に分けて昨年と比較して順位がどうなったかまで調べている。

 それによると2010年度総合1位はモモだった。この名前は昨年も1位だったから相当浸透しているのだろう。

 2位チョコ、3位マロン、以下ハナ、サクラ、ソラ、ココ、レオ、ナナ、ミルク、メイと続く。これがオス犬となると1位はレオで昨年と同じだった。

 このレオの名前は私にも思い出があって、小学生の時に飼った犬がレオだった。

 この犬は父親が甲州の知り合いからもらった柴犬でレオという名前は手塚治虫の漫画にちなんで名付けたが実はメスで、レオが男性名詞と知ったがまあいいやだった。

 それまで猫を飼っていた我が家では初めての犬で、20年近く生きて保健所から表彰された。

 レオから生まれたチビと名付けた子どもがいて、これも長生きして保健所から表彰を受けた。しかし、生き物は死ぬことを考えると可哀そうでチビが死んでからは実家では犬を飼うのは止めた。

 海外に出てアフリカで犬を飼ったがこれは文字通り番犬で、アフリカ人は犬を非常に怖がった。ある時狂犬病にかかって死んだが、かの地では珍しい死に方ではなかった。

 このセブではヴィサヤ地方で普通にいる雑種のキンタとモモコ兄妹が最初に飼った犬だが、モモコは早くに死にキンタはその代りに長生きした。キンタはなかなか生命力に溢れていて、後年交通事故に遭って死ぬ目にあったが見事復活して天寿を全うした。

 写真の犬はその子どもで現在4歳のタローというオスである。母親は獣医からもらったプードル系で名前はシャギー、名前の通りに長い毛足が自慢だったが数年で急死してしまった。

 残ったタローは両親がはっきり分かる幸せ者だが、ご覧の通り長い毛足は汚れるに任せ、夜は庭に出しているので半野良状態となっている。

 小さい時から室内で育てたために、昼間は部屋の床の上で長々と寝そべる日々である。何にも役に立たない犬だが、呑気そうに寝そべる姿を見ると、何となくホッとするからそれなりの効果はある。

 しかし、この年中暑いフィリピンで飼うには不適な犬種で、こういった犬はクーラーの効いた部屋で飼う犬のようだ。
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author:cebushima, category:閑話休題2010年10月, 10:24
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10月26日(火) 曇り、微風 閑話休題 《 読書する人、読書しない人 》
今読んでいる本 ある日本の新聞社が先月『読書』について全国調査を行った。

 設問の中に『この一か月間に本を読んだ人』というのがあって、52%の人が1冊も本を読んだことがないと回答していて、やはりという感じだった。

 現代の人が本を読まなくなったといわれて久しいが、それでも半数以上は読んでいるからまだマシな感じはある。

 この調査では一か月に何冊読んでいるかまでは分からないし、読んだ本の種別も分からない。

 週刊誌や雑誌は含まれていないだろうが、いわゆるダイエット本とか健康ノウハウ本といった売れ筋の実用書などが含まれていれば、読書に関する範疇もずいぶん変わってしまう。

 読まなかった理由では、時間がない=46%、読みたい本がない=21%、本を読まなくても困らない=16%の順になっている。時間がないといってもパソコンやゲーム、テレビを見ている時間はあるだろうから言い訳にしか過ぎない。

 また読みたい本がないだが、確かにそういった本の出版が少なく、マスコミで取り上げたベストセラー物しか読まない操作された読書人が多い。

 3番目の読まなくても困らないは現代人の教養とかいった分野の衰退を如実に示す。

 困る困らないで読書をするのではないが、私の場合、週2〜3冊くらいのペースで読んでいる。加齢と共に集中力が衰えるのか500ページの本を1日で読み切る力はなくなった。

 学生時代は11冊を読むを目標に岩波新書や文庫を読んでいた時期もあったが、といってその内容が身に付き生き方に影響を受けどうこうしたことはなかった。

 せいぜい断片的に優れた言い回し、指摘などに感心するがそれがどうしたという程度の影響である。たくさん本を読んでいるから、あるいは読んでいないからその人格がどうこういえないことが分かる。

 しかし『晴耕雨読』という言葉があるように、いつの時代でも理想の生き方は読書が付いて回ることは確かである。

 同調査で『電子書籍』にも触れているが、利用したことがあり、今後も利用したい=6%、利用したが、今後は利用しない=3%、利用してないが、利用したい=25%だった。

 また、利用しないし、利用したいと思わない=65%と否定的な意見がまだ強く、世に喧伝されている割には電子書籍は受け入れられていないのが分かる。

 電子書籍は本というより、テレビの分野と考えた方が良いのでは。
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author:cebushima, category:閑話休題2010年10月, 10:04
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