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ルアンパバン紀行 その(12) 象に乗って村を一回り 最後は酒造りの村へ

 1日ツアーは盛りだくさんで、トレッキング、カヤックで川下り、洞窟見物、象キャンプへと続き、次は象に乗って村を一巡り。写真−1がその様子で象の背中にある台に乗って足は象の背中に乗せている。

【写真−1 村人は毎度のことで象が歩いていても見向きもしない】

 象には2001年頃だと思うが、タイのスリンの公園で初めて乗って広場を一周したことがあり、このように人の住んでいる村内の道路上を歩くのは面白い。

 乗り心地は前後左右に脚を踏み出す毎に大きく揺れて、その昔象の背中に乗って移動した高貴な人々は快適だとはいえなかっただろうが、家々の軒先を見下ろす目線からは優越感を感じたのではないか。

【写真−2 これで植林して30年くらいか】

 30分ほど村内をノッシ、ノッシと歩いて、また象キャンプへ戻ってきて道端に転がっていた丸太が写真−2。

 この樹はチークの丸太で径が30センチにも満たない小径木の植林樹と思うが、ラオスに2度目に行った時、ヴィエンチャンからかなり離れた南部の国道で象が何頭も鎖を首に巻き付けて雨の中を歩いているのを見た事がある。

 丸太の伐採も、雨季の時期は車が使えないために象を使っていたようで、話しには聞いたことはあるが、まだまだこの地域では象が重要な労働力になるのかと驚いた。

【写真−3 焼酎作りの原理と道具はかなり簡単と分かる】

 写真−3は象キャンプから車でルアンパバン方面へ行ったメコン河沿いの村『サンハイ』で撮っていて、この村は酒造りの村として有名で、観光ルートの一つになっている。

 村内は土産物屋などが連なり、そういった中で昔ながらの焼酎造りをしているが、運良くその酒造り場面に出会ったのが以下の写真で、ドラム缶を使ってお世辞にも清潔とはいえないが、結構簡単に蒸留酒が造れるなと思った。

 ラオスの焼酎は糯米から造り、出来た酒は『ラオラーオ』と呼ばれているが、度数は40度以上というからかなり高い。酒の好きな人に言わせると沖縄の泡盛と味が似ているらしく、この焼酎をラオスの人はグイグイ、男も女も飲むからラオス人は酒には強いようだ。



【写真−4 糯米を蒸した匂いが一帯を包む】

 そういった酒造りも良いがラオラーオを入れて長期間寝かす壺もまたなかなか良い味わいで、写真−4の壺など持って帰りたいほどである。

【写真−5 こういう写真を見ると酒造りの村という感じはするが、全くの観光村】

 蒸留したラオラーオは写真−5のように熟成させているようだが、このラオラーオは瓶入りの商品があって普通に手に入るが、そちらは醸造会社製だから、この村のように作っているラオラーオはまた味わい深いかも知れない。

 こういう自家酒造りは他の地域でも普通に作られていたというから、ラオスでは酒造りは日本のような規制はなく、自家製酒は可能なのだろうか。

【写真−6 ラオスではコーラはペプシと言うようにペプシがかなり強い】

 こうして1日のツアーを終えて陽の落ちる前にルアンパバンの街へ戻ってきたが、ツアーの利点は移動の心配、煩わしさがないことと何でもかんでもお膳立てが出来ていることで、またそれが欠点で同じ経験しか得られない。

 写真−6はルアンパバンの店先の様子で、ラオラーオも売っていた。こういった店構えを見ると日本の田舎のどこにでもあった昔の商店を思い出し、いかに流行のコンビニという商形態が文化を破壊しているかが分かる。またフィリピンの『サリサリ・ストア』と似た様な雰囲気も感じさせた。


 

author:cebushima, category:ルアンパバン紀行, 19:40
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ルアンパバン紀行 その(11) 洞窟から対岸の象キャンプへ

 メコン河へ流れ込むウー川をカヤックで漕ぎ下り、メコン河の急流を横切って対岸に着いた所が『パークウー洞窟』。

【写真−1 岩肌の色の変わっている辺りが通常の水位

 写真−1が洞窟に至る桟橋で、観光船が離発着している。ここはルアンパバン観光の定番ルートの一つで、ルアンパバン市街から上流へ溯る事27キロほどの地点にある。

 

【写真−2 入場料を取られる】


 カヤックを繋いでからこの先にある洞窟の様子が写真−2で、パークウー洞窟はこの上の方にもう一ヶ所あって、こちらは川縁の洞窟で、小さな仏像が両方で4000体以上安置されているという。

 地元の人の信仰場所で置かれた仏像にはそれほど価値はないというが、メコン河の作った洞窟の造形には感心したが、メコン河が増水すると洞窟内の仏像はかなり水に晒されるようだ。

【写真−3 岸辺の泥質はかなり粘り、着いた泥を水で落とすのが大変】

 写真−3は対岸から眺めたその洞窟のある岩山の様子で、観光案内には中国の桂林に似た風景とあるが誇大過ぎる。

 桂林には1990年代初め頃、セブか ら香港経由で行った事があり、山水画そのものの風景には目を瞠った。

【写真−4 これも一種の観光開発】

 写真−3の対岸には再びカヤックを漕いで渡り、岸辺の泥に足を取られながら上陸したが、ここには象のキャンプがあり、岸辺では観光客が象の背中から河に飛び込みはしゃいでいた。

 写真−4はその象キャンプの看板で、旅行会社が運営していて、こういった象キャンプは他にもいくつもあるらしい。

【写真−5 青いバナナをキャンプで買って与えるとモリモリ食べる】

 写真−5が象キャンプの様子で、10頭ほどの象が飼われ、木々の向こうはメコン河が見える。

【写真−6 専用の象乗り小屋がある】

 このツアーは欲張りで、象キャンプでは象の背中に乗って近くの村を一周するメニューが入っていて、背中に座席を乗せた象が写真−6で、ラオスの象はインド象系でアフリカ象と較べて身体は小型、耳や牙も小さく気性も温和なので芸を仕込んだり人間を乗せたりするには適している。

 アフリカに居た時に野生のアフリカ象を間近で遭遇しているが、その時の象は親子連れでこちらを非常に警戒し、大きな耳をパタパタ振り、鼻で砂を吸い込んで身体にかけるなどしてこちらを威嚇した。

 一緒に居た象を研究していた知人はジッとしていろと指示を出したが、象の親子のその場を去るまでの時間は長く感じたが、その時のアフリカ象の野性味たっぷりの大きな姿を思うとラオスの象は可愛らしい。


 

author:cebushima, category:ルアンパバン紀行, 11:18
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ルアンパバン紀行 その(10) カヤックでメコン河支流から本流を横切る

【写真−1 右手側が上流】

 

 里山歩きの次はカヤックで、写真−1は最初メコン河かと思っていたがメコン川に流れ込む支流の『ウー川』で、この時期はそれほど水量を感じさせないが増水期には手前の草が生える地点まで水が来るという。

【写真−2 魚の沢山獲れそうな流れ】

 写真−2は下流方面で、漁に使う川舟が岸辺に舫われているが、どれも同じデザイン、材質なのでこの近くに造船所があるのだろう。この川舟は和船と同じような工法で作られているかと思い、近寄って観察したかったがガイドに先を急がされた。

【写真−3 艇は水が入っても平気なオープン・タイプ】

 写真−3はカヤックの出発地点で、カヤックのガイドが用意をしている。手前のカヤックがガイド用、少し大きい方が我々の2人用カヤックになる。この岸辺ではオートバイを洗い、子ども達が泳いでいたりして村人の大事な場所と分かる。

 川は茶褐色で喜んで泳ぎたいとは思わないが、水質は悪くないという。実際、首都ヴィエンチャンなどメコン河から取水して水道水にしているが、日本の専門家がその水道水を調べたら日本の水道水より良かったという結果もある。

【写真−4 行程半ば過ぎ。視点が低いので空が大きく見える】

 写真−4はカヤックを漕ぎ出してようやく慣れて、カメラを取り出して一枚という場面で右前方にガイドが見える。前面の岩山は迫力があって、そばまで漕ぎ寄せたがロック・クライミングには良さそうだ。

 カヤックは流れに乗って漕ぐのでそれほど力は要らないが、バンビエンでやはりカヤックに乗っていてこれがラオスでは2度目で、先年ヴェトナムのハロン湾でも経験している。

 このカヤッキングも素人の経験程度だから、1時間少々漕いでウー川とメコン河の合流点に差しかかる。その手前でガイドが寄ってきて、メコン河を横切って向こう岸まで渡るが河の中ほどは流れが速いのでしっかり漕いでくれと言われる。

【写真−5 右手側が下流のルアンパバン、ヴィエンチャン方面】

 写真−5はそのメコン河本流の様子で、この写真は既に渡り終わり対岸から写している。写真の岩山の水辺には洞窟があってそこまで渡るがかなり流れの速い事が分かり、実際、メコン河を横切る時は支流の合流点で流れも複雑でかなり流されて、人によってはかなりパニックに陥るのではと思う経験であった。

 

【写真−6 この後洞窟を見た後、対岸に渡る】


 写真−6は写真−4で写っている岩山で、手前はメコン河。カヤックで下って来たウー川との合流点を望む。背後には仏像がたくさん安置されている洞窟があって『パークウー洞窟』と呼び、ルアンパバンから観光船で溯ってくる観光名所になっている。


 

author:cebushima, category:ルアンパバン紀行, 18:16
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