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台湾一周 鉄道旅 2020 その(8) 台北のナイト・マーケット 士林夜市にて−2

【写真−1 玉露と名乗るように味は確かでもちろん無糖】

 

 前掲で臭豆腐と水餃子を路地裏の店で食べたが、中華料理に付き物のお茶はなかった。そこで夜市沿いにあるコンビニへ行き写真−1のお茶を買う。この銘柄は非常に美味く旅行中に何度も買い求めたが、台湾にはボトルの温かい物というのは見当たらなかった。

 

【写真−2 日本式たこ焼きというのはフィリピンにも進出している】

 

 歩きながら食べたり飲むのは行儀が悪いと育った世代としては、夜市で野放図に食べ歩く連中はどうしようもないと感じる。写真−2は『章魚焼(たこやき)』の屋台で、飯蛸を丸ごと入れてある。美形の台湾小姐が焼いているためにか売れ行きは他より好調。

 

【写真−3 削っている所を見たかった】

 

 夜市でこれは珍しいと思ったのは写真−3の店で、右端の塊はピーナッツを飴で固めた物で、上にある『鉋』で削っている。日本式の鉋を使っていて、こんな所に日本の植民地時代が残る。商品は削ったピーナッツとアイスクリームを乗せたクレープで甘そう。

 

【写真−4 すくった海老は後方にあるぬいぐるみなどと数に応じて交換】

 

 日本の夜店でも金魚すくいは定番で、先年タイのお祭りでも金魚すくいを見て驚いたことがあった。写真−4は金魚すくいならぬ『海老すくい』で、観光客が挑戦していたが前に置いたバケツには一匹も入っていず、見た目より難しいのが分かるが初めて見た。

 

【写真−5 夜市で食べるのは安直かしこまらなくて良い面もある】

 

 写真−5は『小籠包』。屋台でもうもうと蒸気を上げていていかにも美味そう。8個で120台湾ドル、日本円で450円くらいになる。味の方はこんな物かなという感じで、美味い小籠包というのはなかなか当たらないが、中身もさることながらタレも関係する。

 

【写真−6 台湾の伝統菓子になるのだろうかそれとも日本にもあるのか】

 

 夜市で食べた甘い物が写真−6。これはイチゴやミニ・トマトを串に刺して、飴で固めた物で、日本の夜店の定番のリンゴ飴と同じ趣向。イチゴとトマトの取り合わせは面白いと思ったが、飴の固さと甘味に合わない味がして、どちらかというと下手物。

 


 

author:cebushima, category:台湾一周鉄道旅 2020, 19:08
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新幹線全線乗車の旅(ジャパンレイルパス) 2019年 その(29) 北陸新幹線『はくたか563号』は長野県を抜けて日本海へ

【写真−1 湘南電車のこの塗り分けは記憶に残り秀逸】

 

 長野駅近くで見かけた写真−1の車体の下部が濃い緑色、窓回りがオレンジ色の列車といえば『湘南電車』で懐かしい。この型は色々製造されているが、これは1963年〜1971年製造の『115系』で既に首都圏からは姿を消したが、しなの鉄道で健在である。

 

【写真−2 ドアに近い席だと出入りの音が煩わしいがグリーン席車は少ない】

 

 写真−2は長野駅に停車中の『はくたか563号』の表示板。長野には善光寺お開帳の年、遥か昔に来たことはあるが、新幹線はまだ先の話で信越線が全盛であった。先の台風で甚大な被害を受けた車両基地を車窓から見えるかと思ったが、見えなかった。

 

【写真−3 ほとんどの乗客はスマホを弄っていて退屈はしないようだ】

 

 長野駅から隣の椅子に乗客が座った。この新幹線グリーン車の旅では隣に乗客が座ったのはこれが最初で最後であった。写真−3の様にテーブルにスマホを置いてドラマを観ていて、せいぜいウオークマンを聞くくらいの列車旅の時代からは大きく変わった。

 

【写真−4 新幹線の駅のホームの造りはどこも均一】

 

 長野から山岳部を抜けて写真−4の糸魚川駅に停車。新しい駅になっているが、高校生の頃この駅の待合所のベンチで寝袋を広げて寝たことがあった。今は、どの駅も時間が来ると閉めてしまうが、かつては貧乏旅行者にとって待合所は最高の場所であった。

 

【写真−5 積雪期に走ったらかなり雄大な風景が車窓から望めそう】

 

 糸魚川駅を出ると左側に山並み、右側に日本海を見るコースになる。写真−5は姫川を渡っている時と思うが、彼方に立山連峰の峩々たる山稜が見える。雲の多い時期で雪を抱いた山の様子は分かり難く、この路線を走る時は真冬の風が吹く季節が良いようだ。

 

【写真−6 次の停車駅は富山駅であっという間に富山県を通り過ぎる】

 

 写真−6の『黒部宇奈月温泉』駅。黒部市中心からは離れていて、新駅名も妥協の産物。ここからは『立山黒部アルペン・ルート』のバスが発着していて、観光シーズンは賑わうであろうが、年間の1日当たり平均の乗降客数は1500人に満たない。

 


 

author:cebushima, category:新幹線全線乗車の旅(ジャパンレイルパス) 2019年, 18:20
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台湾一周 鉄道旅 2020 その(7) 台北のナイト・マーケット 士林夜市にて−1

【写真−1 日本の正月休みとあって日本人観光客が多い】

 

 台北市内にはいくつかナイト・マーケットはあるが、宿泊先の下車駅剣澤から目と鼻の先に『士林夜市』がある。写真−1は剣澤駅のスクランブル交差点を渡った先から始まる夜市の入り口で、元日にも関わらず若者を中心に人出はかなり多い。

 

【写真−2 別に夜市で買わなくても良い物だがこういう雰囲気で買うから良いのか】

 

 両側に飲食店やブティックが並ぶ商店街道路を利用している夜市で、その道路上に食べ物や小物を売る屋台がズラーと並び、肩を触れ合うばかりの混雑ぶり。写真−3は観光客向けの小物グッズを売る店で、食べ物屋以外はこういった店が多い。

 

【写真−3 台湾は旧正月文化だがさすがに元旦は閉める店も多い】

 

 夜市通りに交わる形で横丁があって、人混みを離れるには格好の場所で写真−3は暗がりに誘われた入った横丁で地元の人向けの小さな食堂が軒を連ねる。こういう飾らない雰囲気の場所を見つけるのが旅行中の面白さで、ネット頼りとは印象は違う。

 

【写真−4 餃子10個に白飯だけであったらかなり安く上がる】

 

 食べ物屋が連なるその横丁も元日とあってシャッターを下ろした店が多い。奥まった所に写真−4の『臭豆腐』を食べさせる店があり、臭豆腐は豆腐が腐敗しているのではなく発酵液に漬けた物で、クサヤやチーズなどこの手の食べ物は好きなので店に入る。

 

【写真−5 調理器具はステンレス製ながら綺麗な店とはいえないが味は良し】

 

 入った店はこれから店を開けた具合で、父親とその息子が写真−4の様にガスに火を点けたりしている。店の裏側が見える狭い店内だが、綺麗だの汚いなどといっていたら中華料理は食べられない。父親が餃子の仕込み中で、臭豆腐と水餃子をそれぞれ頼む。

 

【写真−6 臭豆腐は思ったよりも臭くなく騒ぐほどの物ではなかった】

 

 写真−6が臭豆腐と水餃子。臭豆腐は厚揚げの様に油で揚げてあり豆板醤で食べるが、思ったほど臭みはなく、むしろ水餃子の方が美味くて両方で400円弱。水餃子を追加しようと思ったが、夜市の屋台であれこれ食べることを考えてこれだけに留める。

 


 

author:cebushima, category:台湾一周鉄道旅 2020, 22:36
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