- 10月31日(木) 曇り時々晴れ、風なし 閑話休題 《 空港内でゴロ寝する話 》
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2013.10.31 Thursdayマニラ国際空港は3つ(正確にはかつての国内線便用建物を含めると4つ)のターミナルビルを持ち、この内、竣工後32年経ち老朽化と保守管理の悪さから、世界で最悪と有名な第1ターミナルが今年の民間ウェブサイトで、またもや最悪の評価を得た。この第1ターミナルは7〜8年前に乗り継ぎのために利用したことがあって、確かにトイレは驚くほど臭く、水も流れず、今回も同じことを指摘されているから、この空港の連中のやる気のなさをまたもや天下に晒した。
写真は韓国・仁川空港で撮っていて、この空港は世界に数ある空港でもトップ・クラスの良い評価を受け、今回の評価でもシンガポール・チャンギ空港に続く2位に付けた。
このウェブサイトの評価は『快適に空港内で寝られるか』がポイントとなっていて、VIPルームを使ったり、ここぞとばかりに安くもない免税品を買い込むような俗物とは関係ないが、今や乗り継ぎで空港内に長時間留まるのは珍しくなく、寝やすい空港は他の面でも良いと考えても良いだろう。
実際、評価を下したウェブサイトには上位に入った空港の写真を載せてあり、飛行機の座席よりはるかにゆったりしたリクライニングのできるような安楽椅子が写っていて、これなら横になるのも長時間待つのも快適だと思った。こういった良い空港はヨーロッパ方面に多く、反対にマニラを筆頭にアジア方面は悪い空港が多い。といってもチャンギや仁川と上位に入る空港もあるから、アジアの空港も2極化しているのだろう。
私も、空港内で過去に何度か寝ていて、初めて寝た空港はどこだったかなと、記憶をたどるが、たぶんバンコクの前の空港ドンムアンかシンガポール・チャンギだったような気がし、その時は世界中の乗客がゴロゴロ横になっている看板の裏のような場所で寝た。
記憶がはっきりしているのでは、香港国際空港がある。これはセブからタイへ行く時、飛行便の関係から香港経由でしかも到着は深夜。乗り継ぎ便は朝なので、市内に泊まっても中途半端、結局空港内で寝ることにした。翌朝乗るゲートまで行って写真と似た椅子へ横になるが、この空港は今回の評価で上位4位に入っているから悪くない空港で、その頃は椅子の上で横になっている者などどこにも見えず、巡回の警備員が見えた時何かいわれるかと思ったが何でもなかった。
最近といっても、もう7年くらい前になるが、フィリピンからホンジュラスへ向かう時、マニラからロスアンゼルスへ飛び、そこからテキサス・ヒューストンに向かうがやはり乗り継ぎが悪くゲートのそばで横になる。ただし、その場所にあった椅子はアームがそれぞれ付いていて横になれない作りだった。そこをアームの下に身体をクネクネ潜らせて横になったが、身体の大きいアメリカ人にはできない芸当で、向かいに座っていたアメリカ人など『ニンジャ』といって笑っていた。
ヒューストンでも乗り継ぎ時間が長く、同じ手を使ったが、今度はゲートの係員が驚いていたが注意されることはなかった。こうして、マニラ―ロスアンゼルス間の太平洋横断13時間搭乗で受けた疲れを回復させたが、あんな無理なスケジュールは2度とやりたくないと思っている、
今年の1月にラオスに行った時、セブからバンコクまでの直行便が出ていて非常に便利になったが、バンコク着は夜半になりラオス便は明朝となるので、空港内でゴロ寝かとも考えたが、空港外の安いホテルをネットで予約。
この予約も空港から出ている鉄道駅の近くなら便利だろうと思って見当を付けたが、行きはタクシー利用の上、夜だったの高架線路がホテルの真横を走っていても、駅はどこにあるか分からず、フロントで聞いても変な顔をするばかり。
翌朝早起きして駅まで様子見に歩いて行くが、これが行けども行けども駅にぶつからず駅まで歩いて空港には電車で行く目論みは崩れ、結局タクシーでまた空港へ向かうことになり、安いホテルのはずが高くついたお粗末と相成った。
後日、この鉄道に乗って駅を通過、泊まったホテルまでの距離を見たら確かに荷物を持ってなくても駅まで歩くのは無理で、道理でホテルのフロントで聞いても『駅まで歩いて行くような奴はいない』という顔をしていたのに納得した。
- 朝日新聞の見出しに見る福島原発報道−137
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2013.10.31 Thursday
【2012年12月21日】
**:** 汚染灰、一時保管庫へ搬入 千葉、都道府県で初受け入れ(記事は削除)
21:17 福島・南相馬のコメ作付け、3年連続見送りへ
【2012年12月22日】
なし
【2012年12月23日】
13:45 復興へ、水耕レタスすくすく 福島・川内で試験栽培中
【2012年12月24日】
なし
【2012年12月25日】
21:36 牛タン風評被害、東電1300万円で和解 仙台の店と
21:37 福島の子、肥満傾向高く 体育・屋外活動制限、影響か
【2012年12月26日】
00:04 東電に126億円求め、原発ADR申し立て 川俣の住民
05:39 放射性物質の除去装置、稼働めどたたず 福島第一原発
20:37 東電、7千億円追加支援申請へ 原発賠償、総額3兆円超
23:53 不信任受けた双葉町長、議会を解散 「喫緊の課題山積」
【2012年12月27日】
17:32 安倍首相、29日に福島第一原発視察 新政権が本格稼働
19:16 トモダチ作戦の兵士、東電提訴 「情報開示怠り被曝」
21:12 石原環境相、福島を訪問 避難者「住民への認識薄い」
【2012年12月28日】
なし
【2012年12月29日】
08:03 原発廃炉費用、国も負担 福島第一、研究費を補正計上へ
19:52 安倍首相、福島第一原発視察 脱原発見直し 改めて表明
20:37 福島原発周辺「緑のオーナー」に10年延長要求 林野庁
【2012年12月30日】
10:02 原発事故立件の可否、来年3月にも判断 検察当局
【2012年12月31日】
なし
- 10月30日(水) 晴れたり曇ったり、風なし 閑話休題 《 食品偽装大国・日本 》
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2013.10.30 Wednesday
写真はセブで普通に売っている貝で、一見『アサリ』に似ているがアサリのような風味はない。それでもこちらにある日本食レストランでは味噌汁の具にアサリとして出している店も無きにしも非ずで、客の方もそれほどセブでアサリを食べたいほど所望しているわけでなく偽装というより代用の範囲になるだろう。しかし、最初から黙ってアサリと称して代金を取っていれば、これは詐欺行為に当たる。
日本で関西の有名ホテルがメニューの表示と違う品物を出し続けていたのが発覚、ついには社長辞任、客への返金が億を超える騒ぎとなっている。
絞りたてのジュースとメニューに書いて、実はパック入りのジュースを出すなど、どこの飲食店でも陰で半分を混ぜたりする手だが、こういった高級ホテルでは1杯1000円以上は請求するだろうから、暴利、悪質であるのは間違いない。この他、色々な食材が表示通りでなく、数々暴露され客商売としては食中毒を出したのと同様な致命傷になっている。
ただ、このニュースを読んで、偽物を出されても客の方は『高級ホテルのレストランの味はさすが』などと気取って舌鼓を打っていただろうから、こういった連中の舌も大したものじゃないなと感じる。
このような偽装行為は特に食品関係業界に蔓延していて、時々、悪質なのが刑事摘発されているが、最近では水産物で日本産なのに韓国産と偽った例があって、日本産は福島原発の放射能汚染のイメージの悪さから逃れるために偽ったようだ。
以前だったら外国産を日本産と偽装するのが定石だったが、フクシマ以降は業者の偽装もややこしくなって、こういったことに対して業者への東電の賠償責任はどうなのだろうか。恐らく『犯罪行為』には賠償義務はないというだろうから、偽装した業者に同情さえ感じてしまう。
日本の業界によってはこの食品『偽装』を『代用』と称しているそうだが、どう見ても詐欺、詐称行為としか思えない。その代表的なのが回転寿司業界で使われているネタで、品書き通りの魚をネタに使っているのはほとんどないという実態は公然の秘密で、特に一皿100円を売り物にする店はこの手ばかりだという。
私の妻が日本に留学していた時、良く通った100円回転寿司店が渋谷にあって、私も日本に行った時は良く利用した。この店が感心なのは100円の値段を動かさず、消費税ができた時ようやくその分3%を上乗せしただけで営業を続けていた。この店は外国人には有名な店で、各国からのお客が外に列を作って並んで待ち、どんな国の人が来ているのかと顔を見るのも楽しみだった。
それが昨年久しぶりに行ったら1皿100円では経営が難しくなったのだろうか、閉店していて夫婦で店のあった場所でがっかりした覚えがある。100円寿司では似た味と風合いを求めて、世界中から魚を集めているそうで、それはそれなりの企業努力と評価して良いが、鯛でもないのに鯛と紛らわしい名前を付けて売るのは詐欺と同じ。
例えば淡水養殖魚に『テラピア』という魚があって、これが回転寿司では『いずみ鯛』として握られている。淡水魚に鯛の名前を付けるなど良く考えたとは思うが、いい加減にインチキは止めろといいたい。テラピアは普通に食べたのでは美味い魚ではないが、一度冷凍にしてから刺身にして食べると思わぬ美味さが出て、私も中米で食べて美味いと思った。
鯛紛いの姑息な名前を付けずに堂々と『テラピア』として看板を掲げて売れば良いと思うが、こうなると寿司屋の品書きが聞いたこともないカタカナ書きの魚で埋まってしまうから不味そうで無理な話か。100円寿司など、客も偽装は承知として食べている節もあるが、その偽装ネタを味に似せるために化学物質で更に加工しているというから、こうなると安全な食品といえるかどうか。
また、安い店ばかりが偽装しているとはいえず、高級な寿司店も結構偽装ネタを使っているのも多いと聞くから、こういった店で粋がって食べる客の質も問題である。
さて、写真のセブ産の貝、回転寿司店では『アサリ味噌汁』に化けているかも知れないが、どう見ても大量に採れる貝でなく、そういうことはないだろう。