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10月3日(日) 曇り、微風 閑話休題 《 ビルマ難民から思い出すことなど 》
ビルマ製の人形 タイに住むカレン族(ビルマの少数民族)難民18人が日本に定住するためにやってきた。(写真はタイで買ったビルマ製の人形)

 今時、難民かと思われるだろうが、国連の統計で世界の難民数は1千万人以上、この他国内避難民と分けられる人々が15百万人以上存在する。

 難民が多いのはアジア地区で、総数の半分以上を占める。このフィリピンにもかつて難民キャンプがあった。

 場所はバタアン半島の海辺近く、山を越えればスービックの米軍基地に近い。30年近く前にこのキャンプを訪れたことがあって、このキャンプは『ボート・ピープル』と名付けられた、1980年前後にインドシナ3国から脱出した人々が収容されていた。

 米軍の枯葉剤の影響で死産した奇形胎児の標本が、インスタント・コーヒーの瓶の中にあったのには驚いたが、キャンプはそれぞれの出身国のお国柄が出て、青空市場で屋台や織物などの民芸品などが売られ独特な空気を感じた。

 その時、親しくなったのはヴェトナム難民達で、馬小屋のような建物に住み、この地で英語を習得してアメリカへ行くと語っていたが、無事に移民できたと思っている。

 その後、アフリカに住んだ時、内陸部にある難民キャンプを訪ねたが、ここでは日本のNGOが活躍していて、日本の政府援助の連中よりはるかに優れた仕事をしていた。

 さて、今回のビルマ難民は『第三国定住』という国連のプログラムに沿って日本は初めて受け入れたが、その数3年間で90人というからスズメの涙、ポーズだけでしかない。

 先述したインドシナ難民の場合、総数は150万人弱になるが、日本は曲がりなりにも1万人以上を受け入れた実績を持つ。

 もっとも受け入れていながら、多くは3K職に就く者が多く、たまに在住元難民が母国のレストランを開業する話題もあるが、その将来は必ずしも幸福とはいえない。

 このフィリピンでもミンダナオ島の国内避難民が問題になっている。その数1020万人以上といわれるが、これは政府軍と反政府イスラム組織が軍事衝突をする度に生じ、セブのリゾートへ『ようこそ』という甘さと、ミンダナオの内戦が同時進行しているのがフィリピンの現実である。
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author:cebushima, category:閑話休題2010年10月, 09:40
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