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へそ曲がりセブ島暮らし100景 その72 シューマート
シュー・マート セブで最大のデパート。フィリピンで最大手のデパート・チェーンでもある。SMと呼ばれていて、タクシーなどもSMとアッサリいった方が分かり易い。このデパート・チェーンはヘンリー・シーという中国人移民が一代で築いたもので、マニラ首都圏に9店、他ルソン島に7店、ビサヤとミンダナオに2店ずつ、計20店。何れも写真に見るような巨大な建物で営業を展開している。

シューと名前が付いているように、最初は靴の小売商売から始まり、今日のような総合小売業財閥に発展した。世界の富豪100人に入る人物でもある。
 ここに至るには色々なエピソードを持つが、商売の巧さで有名なのは、まだ靴屋で小さい店だった頃、冷房が珍しい時代に『冷房』をガンガン効かせて、お客を呼んだという。
 ともすると日本人は、中国人華僑や華人の商売の巧さを揶揄したりけなす事が多いが、小さな工夫から大きくする考えは見習って良い。

セブにSMが出来てまだ8、9年で、同じ頃アヤラのモールも開業している。当時のセブの小売店というのはろくな所が無く、昔からのダウン・タウンに行くか、アップ・タウンにある貧弱なデパートで買い物をしていた。
 埋立地のSM、ゴルフ場跡のアヤラと大きな店が出来てからは、セブの人の流れが変わり、アップ・タウンの繁華街など以前と較べると随分寂れてしまった。
 SM、アヤラはアメリカ的な戦略で広大な駐車場を備え、映画館を6館前後設備し、買い物とレジャーを両軸にして集客をしている。

 セブの交通事情はジープニーが主力とはいえ、こちらもご他聞に漏れず自家用車の波が甚だしく、何の商売でも駐車場がないと客を集めにくい。
 このSMも数にして1,000台以上は駐車出来るスペースがあり、最近も駐車スペースを拡張している。
 もっとも毎日人は集めても冷房目当ての者が多く、実際に買い物をして品物をビニール袋でぶら下げている人はあまり見かけない。
 平日の5時過ぎ、週末や休日などはさしもの巨大な建物内に肩が触れ合うほど人が群れ、息苦しさを覚える場所でもある。
 セブにはこういった大型店があと2、3店は欲しい。
author:cebushima, category:へそ曲がりセブ島暮らし100景, 09:44
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