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12月5日(土) 曇り、風なし 閑話休題 《 在日フィリピン大使公邸 》
大使公邸 千代田区富士見1丁目にある、在日フィリピン大使公邸を巡って問題が起きている。そもそもフィリピン政府が、財源をひねり出すために在外に所有する不動産を処分しようとしたのが発端だった。

 公邸近くは靖国神社、白百合や暁星といった学校があり、東京でも有数の高級住宅地である。公邸敷地は4,500平米、これを開発業者に貸し出し、公邸を取り壊して21階建てのビルに建て替える計画だった。

 60億円程が政府に入る皮算用をしていて、1111日に入札が行われた。ところがこの公邸、歴史的ないわくがあると言う事で取り壊し反対運動が起き、アロヨもいつもの気まぐれで取り壊し中止を命令した。

 この公邸の前身は安田財閥の創始者、安田善次郎の孫が1935年に建てた物で、1944年、フィリピンが日本軍政下だった時、3代大統領ラウレルが購入した。

 建物はロマネスク様式、塔屋根付きスレート瓦、白の漆喰塗りで壁の角は石積み化粧をしている。築74年だからそれ程古い建物ではないが、史跡的価値があって反対運動が起きた。

 安田善次郎と言うと安田講堂を思い出すが、話が長くなるので割愛する。当人は82歳の時に暗殺されているから日本4大財閥の1人としては非業の最期だった。オノ・ヨーコが曾孫に当たり、問題になっている建物に幼少の頃遊びに行ったとの話が伝わる。

 さて、この122日にフィリピン側の著名人が計画差し止めを最高裁に申し立てた。理由だが公邸はフィリピンの国家歴史協会が歴史的建造物と認定していて、取り壊しは重要文化財の破壊を禁止する大統領令に違反するとの事だった。

 添付の写真では全体像は分からないが、グーグル・アースを使って上空からサーチすると、かなりボリュームのある建物で、大きな樹に囲まれて風格がある。

 すぐ後ろに得体の知れない高いビルが建てられているから、何れそうなる運命を示唆しているようだ。ロゴ
 
author:cebushima, category:閑話休題2009年12月, 08:43
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