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新・へそ曲がりセブ島暮らし100景 その20 滑り台から
滑り台 公園で見かけた素朴な滑り台。英語ではChute=物を滑らして落とすダスト・シュートのシュートである。
 写真の滑り台は鉄パイプと鉄板で出来ていて、滑る部分は尻に磨かれてピカピカになっている。子どもの頃は良く滑ったが、当時の一番印象的な滑り台は、実家から歩いて10分位先の区営公園内にあった。
 この公園には区内で珍しい公営プールがあって、近在の小中学生は夏になると待ちかねて通った。今でこそ学校にプールを付属するなど当たり前の時代だが、まだどこにもない時代だった。
 料金が幾らだったかは忘れたが、1時間毎の入れ替え制で、入場出来るまでは炎天下に長時間並んだ。友達と行っては順番待ちを交代で受け持ち、その時間を公園の遊具で遊んで時間を潰した。
 その公園の滑り台はコンクリートに人造石を張り付けた物で、夏の陽射しに熱せられて火傷をしそうな状態だった。これがプールで泳いだ後だと、冷えた身体には適度な熱さになって、今でもその心地良さを思い出す。
 今もその滑り台が残っているか分からないが、プールは無くなったと聞く。学校毎にプールを備え、設備の良いスイミング・クラブがあちらこちらにある時代では、夏だけ開く屋外のプールなどやはり時代遅れになったのであろう。
 公園のプールに通う時はまだあった赤線地帯を通り過ぎた。1956年、日本に売春防止法が施行され、1958年にいわゆる赤線が廃止されたが、子どもだったので何の意味か分からなかった。
 後年、いつも通り過ぎた一角が文献通りの街だったので、もっと観察、写真を撮っておけば良かったと悔やんだ。今は当時の痕跡は全くなく、マンションと駐車場ばかりに変わってしまった。
 
author:cebushima, category:新・へそ曲がりセブ島暮らし100景, 09:48
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