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へそ曲がりセブ島暮らし2019年 その(41) 日韓の駄目な指導者など

 日本のニセ右翼の安倍首相、ニセ左翼の韓国の文大統領とどうしようもない指導者が、今の日韓の間にある軋みを増幅させているのは間違いなく、戦後最大の日韓関係は『危機』とまでいわれている。

【写真はセブ島南部のジンベイザメ】

 しかし、小生の記憶の中では『李承晩ライン』で揉めていた頃と比べれば危機は最大とはいえず、無節操、無用な両国のマスコミが煽っているだけだと思っている。

 李承晩ラインとは1952
年から初代韓国大統領であった李承晩が、戦後の隙を突いて韓国沖合いに漁業区域を一方的に定めた境界線で、この線を超えた日本漁船の操業を取り締まった。

 この境界線は1965
年に日韓基本条約が結ばれるまで続き、拿捕された漁船は328隻、抑留船員3929人、44人が死傷した大事件であり、日本人の中に反韓が醸成され小学生であった小生の頭の中にもその騒ぎは記憶されている。

 李承晩というのはアメリカのハーバード大学で学びプリンストン大学で博士号を得たほどのアメリカ通というかアメリカべったりの人物であっ。

 その政治姿勢は反共反日を基本とし、1950年に朝鮮戦争が勃発し休戦後に独裁色を強めたが、権力者は腐敗する例え通り、1960年に不正選挙抗議のデモで190人近くの死者を出し、ハワイに亡命した。

 この辺りはフィリピンの独裁者マルコスが1986年に石もて追われてハワイに逃亡したのと似ていて、ハワイはそういった環境なのかと思うが、アメリカ政府は本土に亡命はさせないためにハワイに限定し、認めたのであろう。

 1965年に李承晩は90歳で亡くなり、その後1961年の軍事クーデターで登場したのが朴正煕で、朴は1979年に側近に暗殺されるまで独裁政治を続け、この間に結ばれたのが日韓基本条約である。

 朴は日本の陸士官学校を出たほど日本のことに通じ癒着していて、基本条約締結時に総額5億ドルの巨費を日本から賠償という名目で受け取ったが、かなりの額が懐に流れたという。

 当時の5億ドルというのは1ドル=360円の固定相場で1800億円になるが、韓国の当時の年間国家予算額と同等というから、途方もない賠償額であるが。これが利権の巣窟になった。

 この賠償には『今後韓国は賠償請求をしない』との一項目があり、これが現在の安倍が慰安婦及び徴用工に対して賠償責任は消滅していると主張する根拠になっている。

 特に徴用工に対しては賠償金を得た韓国政府が賠償するとなっていたが、朴は賠償金の多くを道路や橋といったインフラに注ぎ込み、また製鉄会社起業に使い、自国民への賠償はおざなりであった。

 戦後賠償というのはこのフィリピンやインドネシアでも行われていて、この巨額な金を巡って大小の商社が動き、その代表的なのは後に伊藤忠商事の会長までなった瀬島龍三で、瀬島は大本営参謀、敗戦後はシベリアに1958年に釈放されるまで抑留の目に遭った。

 こういった元高級軍人が戦後賠償の裏で動き賄賂と抱き合わせで進めて行ったのが実態で、この瀬島は韓国の全斗煥などの軍人グループとも親しく金大中事件など日韓関係悪化の時には相当に動いた。

 しかし、所詮は戦後自民党体制の擁護者で、
後に安倍が唱えた『美しい日本』と関わり95歳で死亡。

 敗戦前後の闇の中で動いた元大本営参謀ということで、山崎豊子の作品に取り上げられていて、本人の著作もあるが真相は墓の中まで持って行き、ホッとした権力者は多かったことであろう。

 瀬島が批判されるのは戦争指導の中枢に居た軍人連中は頭が良かっただけの世界を知らない人物であり、こういう連中が無謀な戦争を引っ張り赤紙一枚の兵隊と銃後の国民を多く殺し敗戦となった。

 しかも戦後は反省なきままに日本の中枢に復帰して、無責任な戦後の日本を作ってしまったことで、その弊害は今更いっても取り返しはつかない。

 さて、安倍のことだが祖父が戦争開戦時の商工大臣の岸信介、叔父が長期政権で最後は無様であった佐藤栄作、父親は自民党の実力者であり、いわゆる政治一家に生まれ地盤を世襲した三代目。

 今の日本の国会議員は70%くらいが世襲になっているが、こうなると政治が家業になっていて政治以外は何にも役に立たない人物が跋扈している訳になるが、これは日本以上に一族で世襲、独占するフィリピンも同じである。

 そういえば次の首相候補として人気のある小泉進次郎も三代目で、父親は元首相で祖父は元防衛庁長官であったが、大臣就任で浮かれて地盤の横須賀の町でパレードをやって辞任した人物として記憶に残る。

 

 父親の方は現在、反原発で盛んに動いているが一度は自民党政権の座に就いた人物が反原発に転向するとは前代未聞だが、少なくとも晩節を汚すような行為ではない。

 小泉親子はその言説に歯切れが良いのが特徴だが、特に進次郎の方はしゃべりは巧くなるほどと思わせるが、話の内容の中味はほとんどなく、言ってみればかつての石原慎太郎と良い勝負になる。

 先日、環境大臣として初入閣し、今開催中の国連総会に出て英語でスピーチしたと話題になっているが、アメリカ留学組にしては英語力は拙いし、やはり中味はなかった。

 ただマスコミの使い方は巧く、個人的な結婚も政界の一大事の様に演じて、その神経を疑われたが、こういう手で馬鹿なマスコミを取り込むのは計算づくなのであろう。

 

 一方、安倍だが最初の政権を1年足らずで放り出した反省から、いかに政権を持たせるかを学んだ努力は認めるが、広報宣伝に優れたスタッフに支えられていて、やはり中味はない。

 こういった無内容な人物が長期政権を続けられるのは、やはり対抗馬がたまたま生まれなかったことで、安倍はそういう意味では運に恵まれたといえるが、この安倍が日本の首相である限りは日韓関係は好転しないであろう。

 


 

author:cebushima, category:へそ曲がりセブ島暮らし 2019, 19:22
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