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ミンダナオ島紀行 ダヴァオ篇 2019 その(6) 北ダヴァオ州西端にある山の中の町へ行く

 前掲その(5)の場所から山に伸びる道を進むと、それまで平らであった道が急勾配になった。

【写真−1 こういう工事を見ると土木業の仕事というのは途切れない

 写真−1は途中の山側を切り崩して道を広げている様子で、かなり大掛かりだが、切り崩された崖の地層を見ると、砂の層に小さな石が混じったような感じで、工事はやり易いが大雨時には脆く崩れ易いのではと思った。

 それにしてもそれほど大きな町があるとは思えない地域に、このような拡張工事が行われているのは不思議だが、この道の先はミンダナオ島中部の山岳州ブキドノン州に続き、その先は北部の中心都市カガヤン・デ・オロ市へ繋がる。

 ブキドノン州はその昔カガヤン・デ・オロ市から州都マライバライへ行ったことがあって、マライバライは標高600メートル以上の高原にあり空気がヒンヤリしていたことを思い出す。

 なお、トマトのデルモンテやパインアップルのドールなどの大企業が経営する大農場が平地を利用して経営されていたが、特にパイナップル農場は大阪市と同じ面積と聞き、農場には甘酸っぱい匂いが流れていたことを思い出す。

 

【写真−2 眺めてる分には気持ちは良いが生活するには大変】


 山の上の方に眺めの良い場所があるというので幹線道路から更に山の方に入るが、その入り口は軍がチェック・ポイントを設けて警備をしていて、ミンダナオ島内に戒厳令が布告されているのを改めて認識する。

 写真−2は急な舗装道路の先にあった展望台から眺めた風景で、遠くには海が見え、この地域が平野から山に入っていることが分かり、この平地はバナナ農園として開発されているが、山側は山襞に民家がありその近辺で自作的な農業をやるのが精一杯のようだ。

 写真を撮った辺りの標高は500メートル以上あり、山の斜面を利用して栽培するのに適しているコーヒーの樹を植えたらどうかと思った。

 コーヒー豆は1000メートルくらいの標高で寒暖があり霧のかかるような環境で栽培するのが優れた味になり、ミンダナオ島の山間部は適していて、最近は植え付けは増えているがその多くはインスタント用の豆であり、味より量という段階となっている。

 

 そういえばミンダナオ島の山間部では日本の蕎麦栽培が行われていて、かなり良い成績で日本に出荷されている話を聞いたことがあり、日本の果樹なども可能性はあるのではと思われる。

【写真−3 大雨だと通うのが大変な場所にある】
 

展望台から更に昇って行くと山の端に周りの環境には不似合いな、写真−3の建物があった。

 この建物は町役場で、他には建物はなくずいぶん辺鄙な場所に造った役場と思うが、この町の人口は3万人ほどでバランガイと呼ばれる区は3つしかなく、フィリピンの町の中でもかなり小さい規模である。

 建物はノンビリした雰囲気というより、平日にも限らず建物内に人が居るような雰囲気を感じられず、建物前にも車は停まっていなかった。

 それでも、標高が高く眺めの良い場所なので、ハバルハバルと呼んでいるバイク・タクシーに乗って来る人はあり、写真を撮った後ろ側にはもっと眺めの良い場所があってそこに至る道が続いていた。


 

author:cebushima, category:ミンダナオ島紀行 ダヴァオ篇 2019, 18:19
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