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ミンダナオ島紀行 ダヴァオ篇 2019 その(1) マクタン−セブ国際空港にて

 4回目のダヴァオ行きだが、空路利用は3回目、残る1回は船旅であり、セブ−ダヴァオ間の飛行便はいくつかの航空会社が複数飛ばしていて、その所要時間はたったの35分で、セブ−マニラ間の飛行時間の半分しかかからない。

【写真−1 こちらは国内便専用でダヴァオ行きは2番目に表示】

 写真−1はマクタン−セブ国際空港のダヴァオ行き搭乗ゲート案内口で、今しも搭乗が開始される直前の様子。

 今回利用したのはフィリピン航空だが、この会社の略称は『PAL』でPはPhilippineseのPだがAはAllways、Lは Lateで『いつも遅れる』航空会社と揶揄されているが、この日は珍しく遅れずに出発できそう。

 

 マクタン−セブ国際空港も空港所在地の市名に因んだ『ラプラプ何とか国際空港』に改称する動きがあるが、つまらないことを考えるものだ。

 

 ちなみにラプラプというのは航海時代の500年前、航海史上有名なマゼランがセブにやって来て今のマクタン島で戦いになり、その時のマクタン島の酋長がラプ−ラプでマゼランは戦闘死する。

 そこからラプラプはフィリピンの英雄とされているが、スペイン植民地時代はラプラプの末裔一族は迫害を避けて隠れていて、愛国の名の元の政治利用で英雄視されるのは最近であり、どこの国でも同じ事をやっている。

【写真−2 MEGAWDEというのはフィリピン有数の建設・不動産開発業者】

 マクタン−セブ国際空港は国が造り運用していたが、近年民間に管理、運用が任され、写真−2の下にある会社が運営を行っている。民営化によって今までの暗い雰囲気と使い勝手の悪さが改善されて、空港を利用する都度に利用客本位になっていることが分かる。

 これも裏返せば政府の運用する事業は非能率、利用者本位でないことを証明している訳だが、航空関連事業は儲かるのか、ついには民間で国際空港を造る話がまとまっている。

 この新空港はビール会社名で有名なサンミゲル社で、今やこの会社はフィリピンでも有数の複合企業となり、現在のマニラ国際空港に代わる空港をマニラ北部に造る計画を進めている。

 

 その予算額が1兆数千億円とフィリピンのインフラ事業として最大で、フィピンの年間国家予算が8兆円足らずであり、いかに超巨額か分かり一民間企業に任すには無謀な気もするが、すぐに元手は取れるのであろう。

 

【写真−3 買っている人を見なかったから面倒臭いのかも知れない】

 飛行機の旅の不便さは早い時間に空港へ行って手続きをし、検査を受けてまた長い時間待つことで、そういった意味では飛行機は交通システムとしては乗客には最悪で、発車1分前でも駆けつけて乗れる鉄道は優れているのは確か。

 

 写真−3は待合所にあった『自動販売機』で、ようやくフィリピンも無人の自動販売機が出現したのかと痛く感心する。

 以前の自動販売機と称する物は隣に人が立っていて代わりにコインやお札を入れていて、これは機械に信頼性がないことと利用者が慣れていなくて間違えることを防ぐためだが、販売機の横に人がいる光景を見てさすがに人件費の安いフィリピンとはいえ驚かされた。

 フィリピンでの自動販売機は今のところこういった特殊な場所でしか設置されていないようで、日本のように100歩も歩けばどこにでもあるという環境には程遠い。

 

 これは自動販売機は金庫でもあり、その盗難被害を防ぐためで日本のように無人であっても、夜間でも安全という国はむしろ少ない方である。

 人口が爆発しているフィリピンでは無人化を図る必要は今のところはないし、そういえば以前は良く見られた公衆電話もほとんど壊れている、あるいは壊されていて、その辺りに国民性の違いを感じさせる。


 

author:cebushima, category:ミンダナオ島紀行 ダヴァオ篇 2019, 19:44
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