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へそ曲がりセブ島暮らし2019年 その(28) いよいよ日本は参議院選挙か

 3年に一度の参議院選挙が7月に日本であるが、この選挙周期はフィリピンが今年5月の3年毎に行う全国選挙と同じであることに気が付いた。



 そうすると前回の参議院選挙は2016年であり、泡沫候補であったドゥテルテの当選した年と同じになるが、そうだったのかと思うくらい記憶に残っていない。

 日本の衆議院では会期末になって、安倍内閣の不信任決議が野党から出されたが、採決は予定されたように否決で終わった。

 この不信任動議を巡って、野党側は安倍が『抜き打ち解散』を仕掛けるのではないかと及び腰であったらしいが、それが本当なら野党側も意志が弱過ぎる。

 この総理大臣による解散は総理の権利とされていて、今までにも党利党略で時の総理によって行われてきたが、総理には解散権はないという法律上の指摘もあり、それこそ憲法問題として捉えて良いと思うが。

 衆議院は任期4年で解散在り、参議院は任期6年で解散なしというのを小学校で習わされるが、フィリピンにしてもアメリカにもしても衆議院に当たる下院は任期3年、解散なしとなっている。

 日本の衆議院議員の平均在職年数は3年少々を超えた程度と聞き、それならば解散なしの3年任期にすれば議員も不意の解散に怯えずに仕事ができると思うが、総理の伝家の宝刀になる解散権は手放さないだろうから、無理な話か。

 さて、参議院選挙の公示、投票日などはまだ決定されていないが、いわゆる『在外投票』は公示後数日を経て始まっていて、日本の投票日以前に投票は締め切られている。

 この在外投票、かつては無関心であった小生だが、やはり一票の力は大きいと宗旨替えして数年前に『在外選挙人登録』を行った。

 この登録、在外公館に足を2度も運び、しかも最後の日本の住民票所在地の確認も必要で、その面倒臭さから海外在住有権者は多いのに登録者数は少ないという。

 そうしてせっかく得ても投票率はかなり低く、小生はフィリピンとラオスで在外投票の事務を手伝った経験を持つが、1日に数人、選挙の立会人や事務担当者の数の方が多いなどという日もあった。

 こうなると一票当たりのコストは莫大なものになり、民主主義を貫くには金と手間がかかるとその実態を目の当たりにしてしみじみ思った。

 この民主主義といえば、6月にあった2度の香港のデモはなかなかの壮観、快挙であり歴史に残ると印象付けた。

 デモのコースとなった香港島の公園や道路は、かつて中国で仕事をしていた時に頻繁に歩いた場所で、あの道路が人で埋まってしまうとは『参加人員200万人』もまんざら誇張ではないと感じた。

 この200万人デモに関して、警察発表では34万人となっていて、その数字の開き具合に関心が集まっているが、主催者は多く数字を出し、治安当局は数字を小さく出すのが恒例で正確な数字は一人ひとり数えた訳ではないのでどうとでもなってしまう。

 ただし、専門家がこのデモの人数を検証して50〜80万人ではないかと推定されているが、この手の動員ではないデモは参加者と一緒に歩く人との境目が曖昧で、実数の確定は難しい。

 日本でも機動隊に囲まれてデモが行われている例を見ると隊列は少数でも、それを支援する人々は舗道上で移動していて、その数でも隊列の何倍にもなり、こういった脇の支援者は警察も数えないであろうから、デモの参加人員というのは正確には分からない。

 学生時代に学校から駅に向かってデモがあり、小生は荷物を持って舗道上を歩いたが、肝心のデモ隊列は10数人程度で、周りを機動隊に固められて行進していたが、あの時を思い出すと舗道上で並行して歩いていた人は10倍くらいあった。

 さて香港のデモだが、香港の人口が740万人程度というから、先ほどの専門家の推定数50〜80万人説を取ると、人口の半分は子どもとして370万人になり、それに高齢層を加えると500万人程度は参加出来ない。

 となると、残るのは240万人程度になり、3人に一人、あるいは5人に一人は参加した勘定になり、やはり史上稀に見る大デモであったことは間違いなく、それでなければ、鉄面皮の中国が問題になっている法案をデモ程度では凍結はしないであろう。

 この法案を巡っては西側諸国は『人権』の観点から、物申していたが、何にもしなかったのはいつもの日本で、こういう問題になるとだんまりを決め込むのが日本の外交で、いかにも汚い国の印象を世界中に与えている。

 一方で、G20が大阪で、この週末に開催されるが、議長である安倍は香港の問題など素通り、各国にいい顔をして、直後の参院選に点数稼ぎをしているのはありありで、史上最大の警備体制で大阪には行くなとまでいわれている。

 それが『おもてなし』の一環とは思えないが、日本の蝙蝠のような態度は既に世界から見透かされ、最もトランプと親しいなどと安倍が自称しても、トランプの使い走りとまでいわれていて、こうなると『裸の王様』状態である。

 ともかく選挙に勝てさえば良いという安倍自民党だから、年金問題にしても全て、隠蔽、先送りで、日本には『臭い物に蓋』という諺があるが、これを臆面もなく実行する安倍自民党というのは世も末である。

 こういう程度の低い露骨な指導者を抱く日本も不幸だと思うが、『国民のレベル以上の指導者は生まれない』という言葉があるように、この辺りが日本の限界か。

 


 

author:cebushima, category:へそ曲がりセブ島暮らし 2019, 19:40
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