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この一枚2019年 セブ篇 その(7) マクドナルドはゴミを大量廃棄する

 家人と時々マクドナルドへ行くが、行くといっても小生の場合は年に数回という程度で、しかも好んで行くわけではなく、何かの拍子に食事を食べ忘れて時間もない時にしょうがなく食べているような状態である。


 日本で初めてマクドナルドが銀座の三越に開業した時は、そこで食べた記憶はありながら格別美味いものだとは思わないものの、海外に出た時、その手軽さ、言葉も最小限で賄えるために都度利用している。

 さて、フィリピンのマクドナルドだが、そこで出す主製品のハンバーガーは本当に貧弱で、良くこれで商売が出来るなという代物だが、コーヒーだけは曲りなりも淹れた物を出すので我慢はできる。

 それにしてもハンバーガーというのはパン食だから、パンが当然美味くなければならないが、砂を噛むようなパンを使っていて、結局ケチャップで味を誤魔化して食べている。

 このパンの不味さだが、マクドナルド以上に国内にチェーン店を持つライバルのジョリビーも同じような不味いパンを使っていて、もしかするとパンを焼いているのはマクドナルド、ジョリビー共に同じパン工場から供給されているのかと思ったりする。

 致命的というハンバーガーのパンの不味さだが、どちらもハンバーガーよりも米飯付きの鶏のから揚げのような品物が一番の売り上げのようで、ハンバーガーを食べているのは店内では少数派である。

 これはスターバックスなどもコーヒーを飲む客より、甘ったるい冷たいシェーク類を頼む客の方が圧倒的で、これは暑い気候のフィリピンということもあるが、そのため、店員も本当にうまいコーヒーの味を知らずにコーヒーを淹れているから余計不味くなる。

 写真はマクドナルドで食べた後のトレイ上の具合だが、どう見ても捨てる紙や容器が多過ぎて、支払った代金の内のどのくらいの割合になるのだろうかといつも気になる。 それでも、フィリピンはスカベンジャーといわれるゴミ拾いを生業にする人々が多く、そういった人々が集めるゴミが再生利用されている。

 

 それで驚いたのは、有名ファーストフード店で廃棄されたプラスティック・カップが地方のお祭りの屋台でそのまま使われていて、最初に見た時はアレッと思ったが、ファーストフード会社のロゴが付いている方が子ども達の人気は高かった。

 

 また、これは地方のファーストフード店に入った時、市のゴミ収集車がその店に回収に来ている作業を見ていたら、袋に入ったゴミで使えるカップ類に分別していて、ああこれが田舎のお祭りに回る分かと思った。

 

 この手のファーストフード業界は、こうやって膨大なゴミを生んでいくが、どう見てももったいないし、プラスティックのゴミは環境汚染を引き起こしているとして、世界的に問題にはなっている。

 

 中でも、ストローを全廃すると宣言する業界もあるが、ストロー程度で問題が動くとは思えないが、初めの一歩にはなる。そういえば、スターバックスなどコーヒーを出す店は黙って注文すると紙カップに入れて出すが、これなどもゴミを生み出す元凶である。

 

 最初から洗えるカップで出せば良いと思うものの、紙カップを用意して持ち帰る人に対応しているためだが、店内で飲む人も紙カップ使用者が大多数になっていて、これはチビチビ飲むためと思うがけち臭い。

 

 この紙カップで持ち帰るスタイルはアメリカの映画のシーンでお目にかかるが、こういうスタイルが格好良いと思って真似している内に当たり前になったが、ゴミを増やすだけで、使った容器は街路に捨てられて迷惑この上なし。

 こうしてゴミは生産されて行くが、その処理、行き先は二進も三進も行かなくなり、世界的なゴミ戦争が生じる時代となった。

 ゴミ処理もリサイクル用、焼却用、埋め立て用と分かれるが、この焼却、埋め立て用ゴミの行き先で国同士の争いが勃発していて、ゴミも国際的な問題となっている。

 

 中国が資源ゴミとしての輸入を禁止したためといわれているが、ゴミを巡る国同士の争いはその前からあり、何年前か忘れたが日本がフィリピンに持ち込んだ違法ゴミを巡って外交問題になった。

 

 これは、日本の業者がリサイクル・ゴミとしてフィリピンに輸出したが、これが真っ赤な嘘の廃棄物でコンテナに詰められたままフィリピンの港に放置されていたのが発覚した。

 

 こういう違法ゴミを闇で出して受け入れる民間業者があり、発覚するまでは相当数がフィリピンに輸出入されていて、こういうことはフィリピンの三大汚職機関と名指しされる関税局の人間の関与がなければできない。

 

 この事件、元々民間業者の問題であったが、日本政府が乗り出して2億円以上の金を使って日本に引き取った。この金は税金であり、この違法業者が負担したのかどうかはその後不明で、日本側、フィリピン側で関わった人間達が罰せられたという話は伝わってこない。

 

 コンテナに詰めて輸出する手は世界中で行われているが、東南アジアは特に集中していて、フィリピン、マレイシア、タイなど多く、いずれの国もゴミ輸入には厳しくなっった。

 

 最近でもフィリピンは韓国とカナダからの違法ゴミが問題になり、外交摩擦を起こしていたが、これも税金を使って送り返されることになったが、こういうのは氷山の一角で闇に蠢く違法ゴミ輸出入業者はなくならない。

 

 このゴミ問題、人類が生きていく上で避けて通れないが、その中でも『核のゴミ』など、放射性廃棄物の処理技術がないのに原子力発電を実行するなどその最たるもので、結局、地中深く万年という単位で保管するしか手はなく、原発が『トイレのない高級マンション』そのもの。

 ただし、日本の人口は確実に減り、先頃7000万人台になると算出されたが、こうなると膨張するゴミも減るのではないかと思うが、ゴミに限らずそれだけの人口になる日本の未来全体図という考え、インフラ一つにしても昔通りの考えしかなく、要するに日本は先送りで凌ぐ国、ツケを後に回す国だと改めて思った。

 


 

author:cebushima, category:この一枚2019年 セブ篇, 19:00
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