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四国八十八ヶ所遍路旅 2017年春 その(95) 最終回 八十八ヶ所の内 四十四ヶ所を終えて

 日本から10数年ぶりに香港を経由してセブに帰り2017年春の日本旅行は無事に終わった。

【写真−1 鐘突きは参拝前に行うのが順序】

 今回は四国八十八ヶ所巡りをしたが、遍路巡りに要した日数は7日間で、徳島県を出発して愛媛県の第四十五番札所『岩屋寺』で終え、残る四十三ヶ寺は次の機会に回すことにした。

 写真−1は巡拝3日目、徳島県の第十八番『恩山寺』の鐘を家人が突いている様子で、この辺りから巡拝の仕方も慣れて来た。

 この鐘突き、どこでも参拝を済ませてから打っていたが、鐘突きは巡拝前に突く作法が本当で、帰りに突くのは『戻り鐘』といって良くないらしい。

 本堂や大師堂への参拝の方法も順序があるのだが、文字通り知らぬが仏で、後で分かった。これは信仰で回ったというより一種の観光コースとして遍路旅をしたためもある。

 しかし実際に回って、四国一円に巡らした遍路コースというのは秀逸な観光コースであるのも間違いなく、これを考案した人々は優れているといって良い。

【写真−2 この日は青空が広がり遍路日和】

 写真−2は小生の後ろ姿で、場所は石柱にあるように第六番札所『安楽寺』門前で、この日は2日目に入り、最初に参拝した札所でもある。

 セーターを着込んでいて、四月の四国路というのにまだ寒く、この年の四国の桜の開花は大幅に遅れていて、山の斜面には溶けない雪が残って見えた。

 あまり後姿の写真というのは撮らないが、これは家人の撮った写真で、右肩に下げているのはミャンマーで買った『頭陀袋』で、無造作に物を入れるには重宝した。

【写真−3 それなりの思い出の詰まる納経帳】

 写真−3は遍路旅の記録になる『納経帳』で、参拝後に寺にある納経所で寺名とご朱印を押してもらう。

 その右側にある袋は各札所で頂いた本尊の姿が入った紙の札が入っていて、こちらも納経時に頂くがかなり分厚い。

 今回の遍路旅では残り四十三ヶ寺と冒頭に書いたが、実は第十一番札所『藤井寺』を抜かしてしまい、実際は残り四十四ヶ所になり、この顛末は本稿で書き綴っている。

 幸い、抜かしてしまった札所は徳島県にある札所なので、八十八ヶ所を廻った後には、始まりの一番札所『霊山寺』へ『お礼参り』に行くらしく、その時に十一番札所へ寄れるので心配はしていない。

 といっても、次回の遍路旅はいつになるか、今のところ具体的な計画は全くない。それでも前半の遍路旅は春の四国であったから、後半は秋の四国路も良いのではと思っている。

 何よりも元気な内でないと遍路旅も大変と思い、残る四十四ヶ寺と道中の様子などの資料をボツボツ作っている。

【終わり】

 


 

author:cebushima, category:四国八十八ヶ所遍路旅 2017年春, 18:16
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