RSS | ATOM | SEARCH
四国八十八ヶ所遍路旅 2017年春 その(62) 三十七番札所『岩本寺』で5日目の参拝は終わる

 三十六番札所『青龍寺(しょうりゅうじ)』参拝を終えて、陽はまだ高いが次の札所三十七番『岩本寺(いわもとじ)』までは60キロ以上あり、その次の足摺岬袂にある三十八番札所『金剛福寺(こんごうふくじ)』は90キロ、計150キロもある。

【写真−1 荷物が少なければ理想の歩き遍路】

 車なら訳はないが、歩き遍路だと4〜5日はかかる距離で、この土佐湾に沿った道は難行の距離になる。

 青龍寺参拝後に同じ道を辿った道すがらにあったファミリーマートで昼を食べた。ゆっくりレストランで地元の料理を食べたい時だが、先を急ぐ時はコンビニは便利で、この時カレーを温めて食べたが値段を思えばまあまあの味。

 その時店外を青龍寺に向かって通り過ぎる歩き遍路の人を見かけ、急いで撮ったのが写真−1。車を運転中に道路沿いを黙々と歩く人を時々見るが、運転中とあって撮った写真はこの一枚のみ。

 写真前方にはかつては船の渡しがあった『宇佐大橋』で車だとあっという間の通過だが、歩くとなると結構ある。

 写真の歩き遍路の方、マットなども持っていて恐らく野宿中心の遍路旅だろうが、この辺りは車の交通量もなく海を眺めながら歩くのは時期的にも良いが、今夜はどこ泊まりになるのだろうと歩き遍路の姿を見かけるといつも思う。

【写真−2 札所間の距離があるのでここで泊まる遍路も多かった】

 三十七番『岩本寺』は四万十町にあって、四万十町といえば清流で知られる『四万十川』が流れると思ったら、四万十川が流れるのは足摺岬方面途中の『四万十市』にあり、町と市で混同する。


 カーナビ通りに山の中を走って着いたのが写真−2の山門。赤い地に白地の文字の幟が派手やかで、外国人参拝者は喜ぶような景色。

 境内の近くにはJR四国の高架線路があり、下車駅も近く鉄道利用で参拝できる札所になり、寺の周りは小さな門前店が並ぶ。

【写真−3 山の里に響く鐘の音は良いが市街地だと騒音の源か】

 写真−3は岩本寺の鐘楼にある鐘を突いている様子で、多くの札所の境内に鐘楼があって、文化財級の鐘は無理だが多くは突くことができる。

 賽銭箱に喜捨をしてから1回突くがなかなか気持ちの良いもので、遍路の前半は鐘突きを遠慮していたが、その内鐘楼を見つけては突いていた。

 ところが後で分かったのだが、鐘を突くのは参拝前が本当で、これはこれから参拝しますという合図の意味があるとのこと。

 参拝後に突くのは『戻り鐘』といって、参拝の功徳が消えてしまうらしいが、知らぬが仏とはこのことで今回の遍路旅は戻り鐘の連続で過ごしてしまった。


 

author:cebushima, category:四国八十八ヶ所遍路旅 2017年春, 19:35
-, trackbacks(0), pookmark
Trackback
url: トラックバック機能は終了しました。