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バタネス紀行 2017 その−(27) 灯台へ行く道筋で見た屋根の葺き替え作業

【写真−1 この日は金曜の午後とあって学校には生徒はいなかった】

 

 

 サブタン港を降りると目の前に学校があり、その校庭の真ん中を道路が貫いている。写真−1はバスケット用ゴールを挟んである校舎で、港は右の建物の後ろにある。車のほとんどない島だから、こういう形でも共存できるのであろう。

 

 

【写真−2 観光用道路として造ったのか椰子の木が植えられている】

 

 

 写真−2は海岸に沿って別の道で、灯台の方へ向かっている。目当ての灯台は右の岬の上に姿を見せる。この辺りはいかにも漁村のような風景で、石造りの家も多い。しかし、廃屋のような建物や打ち捨てられたスクラップが目立つ。

 

 

【写真−3 草葺の屋根は断熱と遮音に優れている】

 

 

 その集落で屋根を葺き替えている光景にぶつかったのが写真−3。既に廃れ行く屋根と思っていたが、このように人も技術も健在で新たに葺き替えている。材料になる『コゴン』を大量に天日干しして、日本の茅葺作業風景と似ている。

 

 

【写真−4 細い竹を使うなど日本の茅葺と全く同じ構造】

 

 

 この建物は住居ではなく船小屋のようで、その様子が分かるのが写真−4。この作業は近隣総出で葺き替えているが、トタン屋根に変えないのは伝統的な草屋根にすると自治体から補助金が出るためと、やはり良さがあるのであろう。

 

 

【写真−5 この写真を見るとこんな所に灯台が必要なのかという感じがする】

 

 

 右手側にバタン島を臨みながら歩いてきたこの道は、写真−5のように灯台下の岩場にぶつかって先へ行くことができない。仕方なく元来た道を戻って本通りに出る。時間はたっぷりあるから何にも心配ない。

 

 

【写真−6 燃料を持ってくるだけでも大変だろうが生活は便利になった】

 

 

 本通りを灯台に向かって歩き、灯台に折れる道の傍でエンジン音を響かせていた写真−6の建物。これはサブタン島の発電所でディーゼル発電をしている。今は24時間電気が使えるようになったが、かつては時間制で制限があった。

 

 


 

author:cebushima, category:バタネス紀行 2017, 18:58
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