RSS | ATOM | SEARCH
四国八十八ヶ所遍路旅 2017年春 その(46) 二十七番札所『神峯寺』は山腹にあって花盛り

 二十六番札所『金剛頂寺(こんごうちょうじ)』から二十七番札所『神峯寺(こうのみねじ)』までの距離は33キロ、次の二十八番札所『大日寺(だいにちじ)』までは38キロと札所間が長く、歩き遍路だと1日一ヶ寺を参拝するのがやっとの道のり。

【写真−1 右の神社への道を取り山頂へ行くと土佐湾の眺望が抜群という】

 写真−1は二十七番札所『神峯寺』の山門と鳥居で、このように寺と神社が並立しているのはその昔、神仏混交していた時代の名残りで、ここはその両方が残っている。

 神峯寺は標高659mの神峯山(こうのみねさん)の中腹にあり、右側の鳥居の立つ道を登ると神峯神社があり、山頂へ至る。

 神峯神社の起源は神武天皇東征にゆかりがあるなどと伝えられていて、神話の時代の物語ながら、古いことは古い。

 その昔はこの神峯神社が札所であったらしいが、明治期の『神仏分離令』で神峯寺の方は廃寺の憂き目になった。その後復活して神峯寺となったのは昭和というからかなり立派な寺なのに苦労した歴史を持つ。

 

【写真−2 こういう手入れされた庭も結構だが大きい樹も切られている】


 札所へ至る道は平成時代に車道が完成するまでは難所の遍路道で、あまりの急坂具合から『真っ縦(まったて)』などと呼ばれていた。その名残の本堂と大師堂へ至る石段が写真−2。

 今のように車で真下まで来て参拝するとかつての遍路泣かせの苦労は感じないが、それでもこの天に向かって伸びるような石段は結構な急坂。

 しかし、石段の両脇は丁寧に手入れされた植木が並び、休み休み振り返りながらこの石段を登ると、境内の斜面には今を盛りの濃いピンク色の花を付けた木々が連なる。

【写真−3 緑と花の色のコントラストが見事】

 また、石段手前右には土佐の名水といわれる湧き水があって、飲んでみたが美味いとは思わなかった。そのまま飲むのではなく一度沸騰させてお茶に淹れたら美味くなるのかもしれない。

 この寺の本堂には戦時中のフィリピンから生還した人が彫った地蔵尊が二体収められていると案内があり、本堂内を見たが良く分からなかった。

 写真−3は大師堂から境内へ降りる石段から撮っていて斜面に咲く花の様子と、生垣の赤い新芽が目に艶やか。

 この咲き誇る木は桜なのか桃なのか、あるいは他の花木か分からないが、同じピンク色でも色合いが違っていていかにも春らしい気分を横溢させる。


 

author:cebushima, category:四国八十八ヶ所遍路旅 2017年春, 18:02
-, trackbacks(0), pookmark
Trackback
url: トラックバック機能は終了しました。