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四国八十八ヶ所遍路旅 2017年春 その(39) 日暮れて泊る旅館と人影の見えない港町

 室戸市は高知県内に11市ある中で最も人口の少ない市で、その数1万3千人弱。市というにはそれらしき繁華街もなく、国道沿いの所々に集落が固まる。
 

【写真−1 地方の町の日暮れ時というのはこういう寂しさが漂う】


 陽が落ちかけている中、取り敢えず二十五番札所『津照寺(しんしょうじ)』に向かう。写真−1は右手に入ると津照寺に至る手前の様子で、人一人いない寂しい光景。

 道の左側に建つ建物の後ろ側はしっかり作られた漁港があるもののやはり人影はなく、船が舫われていただけ。

 

【写真−2 泊まるだけなら可もなし不可もなし】


 ともかくこの道の行けるところまで行って見つけたのが写真−2の旅館。今回の旅行はビジネス・ホテルを利用していたが、一度くらいは旅館に泊まるのも良いかなと思っていた。

 ホテルの機能は優れているものの、食事は自分で考えなければなく、日本式の上げ膳据え膳のサービスも悪くない。そこで、この旅館に宿泊のことを聞いてみると素泊まりなら良いという。値段も1人4000円で畳の上で寝るのも良いだろうと決める。

 この旅館、3階建てで結構奥行きもあり、部屋数も多いが宿泊者は我々だけで、もったいないと思うものの、津照寺門前の旅館として忙しい時もあるのであろう。

 広い旅館も中年のおばさん一人が管理していて、通された部屋は6畳間で、布団は自分で敷かなければならず、対応は民宿並みで最初だけはお茶を持ってきてくれたが、次は自分で階下の給湯機から淹れる。

 それでもお風呂を立ててくれて、私などシャワーだけでいいと思っていたが入って見たら結構大きい石造りの湯船で、お湯を貯めるにはずいぶん燃料費がかかっただろうなつまらぬことを考える始末。

【写真−3 漁港整備など相当な税金がつぎ込まれて過剰なくらい】

 食事が出ないので近くの評判の良い店を紹介してくれて電話予約までしてくれた。しかし、本日は満員ということで断られるが、こんな寂しい所で満員になるのが不思議。

 他にも食べる所がありそうなので、まだ明るい内に外へ出て集落の中をぶらつく。写真−3はその集落の港で、夕陽が今にも落ちんとしていて、いつまでも眺めていたい風景。

 漁船も新しいのが多く鰹漁の時期でもあるし活気はあるかと思ったが、港の中は全く動きも人の影もなかった。


 

author:cebushima, category:四国八十八ヶ所遍路旅 2017年春, 11:00
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