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ルアンパバン紀行 その(14) 最後の日に早朝の托鉢見物

 ルアンパバンを午後の飛行機で離れる日の朝、早起きして托鉢の様子を観に行った。ルアンパバンは狭い地域に寺院が密集しているために、僧も多くその托鉢の様子が格好の被写体となっている。

【写真−1 早朝の僧たちの桧皮色の僧衣が目に沁みる

 特に今回の旅行は『オークパンサー=雨出安居』という、7月の『カオパンサー=雨入安居』から明けた時期の宗教行事が重なり、盛大な感じはあった。写真−1は薄暗い中大通りで待ち構えていると、托鉢僧の一行がやって来た。

 寺院の軒先にはまだ消されていない電灯が点っている。こういった托鉢姿は首都ヴィエンチャンでも早朝に遭遇するが、ルアンパバンのように次から次という感じはない。

【写真−2 こうして歩くのも修行の内か】

 写真−2は沿道で待ち構える住民が托鉢僧に功徳をしている様子で、托鉢僧の回り方は時計と同じ方向に右側通行であった。ラオスの車の走り方も右側通行だから関係があるのだろうか。

【写真−3 ビニール袋に満載というのが今風なのだろう】

 写真−3は子どもが母親と一緒に功徳をしているが、こういう小さな時から訳は分からなくても一緒にやっていれば、僧に対する尊敬は自然と身に着くのであろう。

 写真の右の方にヨーロッパ人と思しき2人連れが座っていて、この托鉢もショー化していると書くと問題はあるが、托鉢セットというのを道路際で販売していて、即席に仏教徒になる観光客も多い。

【写真−4 この道は写真−1から一本入った裏通り】

 写真−4は既に溢れるようにもらい、ビニール袋に入れている様子。写真右にプラスティックの籠を持った青年が立ち、僧たちの托鉢物を受け取る補助をしているが、こういった人は僧たちと一緒に歩き数も多い。

 功徳される物はカオニャと呼ぶ糯米の蒸したものだが、市販の菓子類、飲み物なども多くこういった物をビニール袋に仕分けしていて、その袋を一緒に付いて回る小さな子どもに分け与えていた。

【写真−5 このように秩序正しく座ってるが、毎日同じ場所なのだろうか】

 写真−5は住民側から見た功徳の様子だが、早朝からラオスの正装をするとはご苦労な事と思うが、これが毎朝のことだから驚く。

 ちなみに女性は『シン』と呼ぶ筒状のスカートを腰の脇で留めた巻きスカート風に着用し、左肩から右脇へ斜めに架けているのは『パービアン』という布になる。

 ラオスの織物は世界一との評価もあり、その絢爛さは確かに唸らせ、我が家にもたくさんのラオスの織物を飾っているが、かつては良い物が安く手に入ったが、今は高級化している。

【写真−6 今思うと、無言の行でもあった】

 写真−6はこういう感じで次から次と僧の托鉢が続く。この托鉢の意味だが、ラオスは大乗仏教信仰のため、僧は調理をしてはいけなく、そのため日々の食べ物を信者から受けることになり、信者はこの行為を功徳になるとして行う。

 そういえばラオスには寺で付き物の精進料理という話を聞いたことがないから、ラオスの僧は料理をしないのだろう。

 このように毎日、毎日托鉢を行う僧も功徳をする方もご苦労な事だが、ヴィエンチャンの我が家の近所にある寺の若い僧など、頭こそ丸いが携帯電話に夢中で、本当に修行しているのかと思ったこともある。


 

author:cebushima, category:ルアンパバン紀行, 18:40
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