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ヴィエンチャン暮らし2015年 その (22) メコン川に架かる橋あれこれ
 セブへ帰る前に思い立って旅をすることにした。といって飛行機で遠くへ行きたいと思わず、交通機関として主流のバスもあまり利用したくなく、鉄道を利用して行くことにした。

【写真1】

 写真
1はこの間小欄で書いた、第一タイ=ラオス友好橋と命名されている橋で、真ん中にはラオス・ヴィエンチャンータイ・ノンカイ間で走る、たった15分間ひと駅区間しかない国際列車の中からの写真で、この橋だけがメコン川の橋の中で鉄道と自動車道併用橋になっている。

 橋は
1994年にオーストラリアの援助で架けられ、全長1170m。この橋はパスポートのページがタイ、ラオス両国の入出国スタンプで真赤になっているように頻繁に利用しているので、新鮮味はなくさしずめ、東京の荒川か江戸川に架かる橋を渡って川向うへ行くのとたいして気分は変わらない。

 ノンカイからはタイ国鉄線で南下するが、今回のように各駅停車、しかも景色を見たいために昼間の列車となると、タイ国鉄も誠に不便で、次の町のタイで
2番目に大きいウドンターニに行くには車で行けば1時間で行けるがノンカイで一泊。

 翌未明、暗い中をノンカイの駅に行き、各駅停車に乗るが、日中はこれ一本しかないから仕方がない。といった鉄道記はまた稿を改めて書くが、今回はメコン川に架かる橋のことを書く。

 第一の次の第二タイ=ラオス友好橋がタイ・ムクダハン=ラオス・サワナケート間に架けられたのは
2006年。全長1600mのこの橋は日本の援助だが、ODAと恰好は付けているが日本企業の事業の一つでしかなく、日本のゼネコンが架橋した。

 この橋で記憶にあるのは架橋中に事故を起こし日本人を含め多くの犠牲を出したことで、今年の初め家人とラオス南部方面を旅行した時、サワナケートのメコン川沿いの道路からこの橋を遠望している。

【写真2】

 今回の旅行でこの橋を渡ったが順序としてパクセー
の橋を先に書く。タイ・ウドンターニからもやはり各駅停車で南下、次に東へ向かう線に乗り換えて、終着ウボンラチャタニまで同じく各駅停車で行く。

 ここまで簡単に書いているが、タイの北東部の外れウボンラチャタニまで
4日かかっている。というか急ぐ旅でもなく、宿泊も割合良いホテルに泊まっていて何にもしない、贅沢な旅になった。

 ウボンラチャタニからはラオス・パクセー行きの国際バスがあってこれに乗る。写真
2がタイからラオスに抜けた国際バスがパクセー市内に入る時渡る橋で、2000年にこちらも日本の援助で架けられた。

 そのためか橋の袂には『
Lao=Nippon Bridge』と銘板がはめ込まれていたが、ラオスに住んだ私でも知らなかったから、日本国内などもっと知られてないだろうが、ODAというものはこういうもので、自民党の操りロボット安倍などが誇示して当たり前のように口にする『ODAの国益』云々などいうのは間違っていて『人知れず』で良い。

 この橋が架かる前は対岸へは渡し船が通っていて、古いパクセー市街地があるというので今回その船着き場を探して対岸に行こうとしたが見つからず諦めた。

 パクセーからはサワナケートへ北上するが、年初のラオス南部旅行と反対の行き方になり、あの時はサワナケートからパクセーまでローカルなバスに乗って
5時間以上もかかったが、今回はエアコン付きのマアマアのバスに乗れた。

 このバスに乗れたのはホテルで手配してもらったためで、一介の旅行者では今回利用したバスは乗れなかったのではと思う。ただし、そのバス乗り場まで連れて行ってもらうためにホテルでボラれてはいるが。そういう快適なエアコンバスでも、走り方はローカルのバスと全く同じで、途中で客を降ろしたり乗せたりでやはり
5時間近くかかった。

 サワナケートで泊まろうかとも思ったが、この町は前回泊まっていて
2度泊まりたいと思わず、サワナケートのバスターミナルからタイ・ムクダハン行きの国際バスが1時間に1本出てるのでそれに乗ってタイに向かう。

【写真3】

 写真
3がサワナケートームクダハン間に架かる橋で第二タイ=ラオス友好橋と名付けられている。開通は2006年、全長1600m。この橋を渡って出入国時間を入れて時間にして1時間くらいでラオスからタイへ行ける。

 写真でも分かるように隣に座っているのが坊さんで、向こうの人間も敬して遠ざけるのかなぜかここの隣の席だけ空いていた。こちらは外国人だから隣に座ってもあまり頓着せず、カメラを出して橋を渡る様子を写していたら、この坊さんカーテンを開けてくれて何やら説明してくれたが、言っていることは勿論分からない。

 次の日、ムクダハンの町を歩いていたら寺の前で、バスで隣り合わせた坊さんのポスターを見かけたから結構偉い坊さんだったのかもしれない。

 この他に第三タイ=ラオス友好橋がサワナケートから北上したタケークに架かっていて、こちらは
2011年開通、全長780m。また、第四タイ=ラオス友好橋というのが、タイの北東の最奥部チェンライと同じくラオスの奥地ファイサイを結んでいるが、なかなか行ける所ではない。2013年に架けられていて、全長480m。

 また、メコンには中国とラオスを結ぶ橋もあるがこれも遠すぎて利用は難しい。

 こうやって
3本メコン川に架かる橋を渡ったが、ウドンラチャタニからのラオス入管ではどこに住んでいると質問され、同様にサワナケートの入管でも質問された。長期のヴィザを持っているのでこういったことはラオスでは初めてだったが、目的もなしに橋を行ったり来たりしているからおかしな奴だと怪しまれたのであろうか。 


author:cebushima, category:ヴィエンチャン暮らし 2015年, 08:30
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