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ヴィエンチャン暮らし2015年 その (21) ラオス−タイを結ぶ国際列車に乗る
【写真−1】
 
 ヴィエンチャン在住約1年2ヶ月目にして、ようやく念願のラオスを走る『鉄道』に乗れた。

 写真1がラオス・ヴィエンチャンにある駅で『タナレーン』という。ところがこの駅、ヴィエンチャン市とはいうもののとんでもない外れにあって、市内から行くだけでも大変で、この時は市内中心から国境まで行くバスに乗って、その国境からトクトク(3輪バイク)を雇って駅まで行った。

 写真のプラットホームの向こう側が、タイに続くメコン川に架かる橋方向で、後ろ側がヴィエンチャン市内に向かっているが、写真を見ても分かるように駅前何ていうものは全くなく、ご覧のように荒涼とした風景が広がる。

 将来はヴィエンチャン市内まで延伸する予定らしく、ホームは2本、線路は4本敷いてあった。とはいうものの
1994年にメコンに架かる橋が開通し、その橋の真ん中を通る単線の線路に列車が通ったのは2009年で、その後ほとんど計画は進んでいないし、駅の回りはなんにもない。

 鉄道不毛地帯のラオスで中国が雲南省とヴィエンチャンを結ぶ路線をぶち上げているが、また、ヴェトナムとの間にも鉄道を引く話はあるようだが、採算面でいったら無理な話。

【写真−2】

写真2はタナレーン駅の切符売り場。1日に上下で2本ずつだから、閉めている時間の方が長い。写真の右側が改札口になる。

 ラオスのタナレーン駅とタイのノンカイ駅間は
15分で結んでいるが、これでも列記とした『国際列車』で、切符売り場の対面にガラス張りの入管と税関があって手続きをするが、列車の離発着の時だけ係官が居て、暇を絵に描いたような場所である。

 その出国手続きも出国のスタンプが押されて、どこか決められた場所で列車を待つのではなく、適当にその辺で待っているスタイル。

【写真−3】
 
 写真3は午前915分ノンカイからタナレーン駅に到着した列車で、乗客は10人を少し超えた程度で、やはり外国人旅行者が多数派だった。

 せっかく到着しても駅前に何かの交通機関が待っているわけではなく市内に向かうのが大変で、この外人観光客も途方に暮れていた。

 ちなみにタナレーンノンカイ間の発着時刻だが、
1番列車がノンカイ発900915タナレーン着。この列車がタナレーン発11151130ノンカイ着。2番列車がノンカイ発1445発−タナレーン着150012往復で、料金は20バーツになる。

【写真−4】

 写真4がそのチケットで一応コンピューター化されている。ラオス国内なのにバーツで徴収されるのはこの運営会社がタイ国鉄のためである。

【写真−5】

 写真5は乗り込んだ車内の様子で2両編成のデーゼル仕様。この時もやはり外人が多かったが、多いといっても10人を超えた程度。

 こんな不便な場所にある交通機関をワザワザ使わなくてもヴィエンチャン市内からは接続の良いバスがたくさん出ているから利用する人が少なくても当たり前。

 定刻に列車はタナレーンを出て、ラオス国内唯一の踏み切りを横切り、運転席の真後ろで運転ぶりを見ていたが、意外にも時速は
60キロまで出していた。

 やがてメコン川に架かる橋の上に差し掛かかり、当然ラオス側もタイ側も自動車は交通止めして、橋の真ん中を走るが
12往復程度が自動車時代の現在では限度であろう。

 それにしても橋の真ん中に単線を敷いて列車通過中は車を通行止めするなど、今の時代には合わずこの橋の計画、架橋段階から問題があるのは確かである。

【写真−6】

 写真6はその橋を走っている最中で、右手側の歩道上に人が見えるが、そこがラオスータイの国境間で、人間は国境を跨いで通行はできない。

 普段はバスであっという間に通過してしまう地点であるが。ラオス側、タイ側もこの辺りにはいつも国境見物の人がいて、それなりに名所になっているのだろう。

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分走って、タイ側のノンカイ駅に到着。

【写真−7】

 写真7がノンカイ駅構内で、先方がラオス方向になる。

 ノンカイ駅はバンコクからの長距離列車の終着点で、
10年以上前に初めてラオスに行った時はバンコク−ノンカイの夜行寝台車を利用したが、その時の駅はもっと川寄りにあって、写真の駅は新設された駅である。

 左側に停まっているのがバンコクへ行く長距離列車で駅構内も広く、それなりに鉄道の駅の感じはある。

 ただし、この駅がにぎわうのはバンコクからの夜行列車が着く早朝と、バンコクへ行く夜半の長距離列車の時間帯だけで、昼間は眠ったような駅になる。



author:cebushima, category:ヴィエンチャン暮らし 2015年, 23:40
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