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フィリピン事件帖 2012年 (1) マニラ国際空港で、邦人が警官から金を奪われる
 事件があったのは日本とマニラを結ぶフィリピン航空が独占使用している第2ターミナル到着口前(写真近く)。

 被害にあったのは19日、成田から搭乗したフィリピンには出張4度目の40歳男性。

 男性は出迎えの車を待つ間、灰皿の置いてある場所で喫煙していたところ、警官の制服を着た3人組から『ここは喫煙禁止区域だ』と因縁を付けられた。男性はこの3人組に対して相手にせず、出迎えの車に乗り込んだ。

 ところが乗り込んだ車の後を3人組は一般車両ナンバープレートを付けた車で追いかけ、空港から数分行った交差点で邦人の乗った車に停車を命じた。停めた車に対して3人組は邦人を後部座席に移動させ、運転手の横に1人、運転手のドア外に1人が立ち、『罰金』と称して5万ペソを要求した。邦人が断ると財布を強奪し、1万円札2枚を抜き取り3人組は他に危害を加えず去った。

 これに対して邦人は空港警察に被害届を出したが、ナンバープレートの番号が明らかなのに、警察側は陸運局に照会することを渋り、また3人組が胸に付けていた名札から2人の名前が控えられているのに警察は『フルネーム』ではないことを理由に警察官名簿を当たることを避け、身内を庇う態度でいる。

 フィリピンの警官は犯罪者と紙一重で、一番危ない存在認識した方が良く、身内の犯罪行為に甘く『みんなつるんでいる』との指摘もあり、今回の事件を警察側では初めての出来事といっているが、実はこの手の警官による訪問外国人への恐喝は多く行われているようだ。

 特に言葉の不自由な日本人、韓国人は狙われ易く、たまたま今回の邦人が被害届けを出して明るみになっただけで、泣き寝入りのケースは相当あると見られている。こういったたちの悪い警官は『外国人は被害届を出したくても、帰りの便の都合で出せない』と読んでいて、犯行を重ねている。

 実際、今回の事件にあった邦人は5日しか滞在せず、被害届を本人名、滞在先もその通りに記入したが、内通されて警官による仕返しが怖くて宿泊先は別にしたという。

 フィリピンは観光客誘致に躍起になって観光客対象の『ツーリスト・ポリス』を設けて、各地に増員しているが、こういったその国の表玄関口で警官による恐喝が白昼堂々行われている実態に目を向け、甘い宣伝ではなく根絶させる必要がある。


 
author:cebushima, category:フィリピン事件帖 2012年, 17:45
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