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6月29日(水) 曇り、微風 閑話休題 《 平成生まれで初の幕内力士『高安』から 》
新入幕の高安 海外に住んでいると日本の『元号』などは全く縁がないし使うこともない。

 私は西暦の方が分かり易くてそちらしか使わないので、今年が平成何年かおぼろげで手元にある日本の新聞の日付けを見たら平成23年だった。

 元号は天皇の在世中を一元としているが、その昔は天皇在中にいくつも元号を変えているから、これもご都合で権威付けている。

 もっとも西暦ばかりが良いかというと、日本の歴史を顧みる場合には元号はその時代の空気を表わすから、無下に捨て去れない。

 昭和は『戦争の時代』といった史家が居たが、正にその通りであり、今の平成は後世に何と呼ばれるか興味を覚える。

 その平成元年に生まれた子が大学を卒業して社会人1年生として働いている年齢になる。この間、元号が変わったばかりと思っていたのに時の移ろいは早い。

 私は昭和から平成に変わった時、アフリカに居たので昭和天皇の死や元号が変わったなどの騒ぎは全く受けていなく、何日か経ってBBC放送を聴いて分かった位である。

 さて、不肖続きの大相撲が7月から名古屋場所を開く。2場所開いていないのでファンはようやくという感じであろう。私はそれほどファンではないが子どもの時は蔵前の国技館で何度も観戦した経験がある。

 先日、名古屋場所に向けて新番付が発表されたが、その中に平成生まれで最初の入幕者『高安』(写真)が話題になった。

 高安=タカヤスとは芸のないしこ名だが本名になる。高安は平成2年(1990年)生まれで21歳、185cm131kgと体格、年齢ともに将来が嘱望される。

 所属部屋は59代横綱『隆の里』が起こした鳴門部屋。隆の里は1983年(昭和58年)に昇進、前には千代の富士、後ろには双羽黒が続く。部屋を興したのが平成元年、関脇、幕内2人、十両1人を抱えるから部屋としては中堅どころになるだろうか。

 この高安、母親がフィリピン人で、私などもフィリピンに居を定めている関係上、どうしても関心が向く。以前にも本欄で『舛ノ山』の事を書いたことがあるが、彼も母親はフィリピン人で、こういった世界に日比間の子弟が活躍するとはやはり時代を感じさせる。

 舛ノ山も1990年生まれで高安と同じ年齢になるが、名古屋場所の番付では東十両筆頭に付けたから、勝ち越せば入幕は間違いない。舛ノ山は千賀ノ浦部屋だから、名古屋場所では高安とぶつかる可能性もあるから話題になるのではないか。

 フィリピン人は根気がないとよく言われるが、相撲のように我慢に我慢を重ねて昇進するような世界ではとりわけその欠点が出ないように両力士に望みたい。実際、舛ノ山など好調かと思うと不調に陥る波があって、注意が必要である。

 フィリピン人には根気がないと書いたが、庶民はろくな食事をしていない国情、しかも暑くて日本人の思う根性など要求する方が無理と理解した方が良い。

 昔、フィリピンに進出した日本人駐在員はフィリピン人を根性なしと貶していたが、雲の上に座っているような存在からは本当の姿は見えず、思い上がった何者でもない。

 最近、進出著しい韓国人がフィリピン人をかつての日本人と同じ目と態度で問題を起こしているらしいが、一流になれない国は得てして同じ軌跡を描くものだ。

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author:cebushima, category:閑話休題2011年6月, 10:21
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