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10月29日(金) 晴れ、軽風 閑話休題 《 世界最長の鉄道トンネル貫通 》
世界最長の鉄道トンネル 世界で最大とか最長、最高という記録較べがあるが、人工物はいずれ破られる運命にある。

 世界で最長の鉄道トンネルは日本の青函トンネル(全長5385km)だったが、この1015日にそれが破られた。

 青函トンネルの開通は1988年だったから22年余の王者だった。今回開通したトンネルは『ゴッタルド・トンネル』(写真)でスイス南部のアルプス山脈下、イタリアからドイツに抜ける国際路線に造られた。

 このトンネルは単線で東西2本掘られ、東側は全長57091km、西側は全長56978kmあり、どちらも青函トンネルの長さを抜いた。

 ゴッタルド・トンネルは試掘が1993年、工事完了は20162017年を予定しているから20数年かかる大プロジェクトになる。総工費が8,500億円ほど、この工費はトンネル本体のみか付帯工事が含まれているかどうか分からない。

 青函トンネルの場合トンネル本体は7,500億円弱となっているが、付帯工事を含めると9,000億円を超している。20年前と現在のトンネル工費にそれほど差がないのも不思議である。

 私は北海道に2度行った事があり、1度目は青函連絡船利用、2度目は東京からフェリー利用だったから青函トンネルを利用したことがない。青函フェリーを利用した時は雪が降って演歌の『津軽海峡冬景色』そのままの雰囲気があって、今でも懐かしく思い出す時がある。

 これがトンネルになって一気に時速100km以上で通過するから情緒も何にもない。通過に30分以上はかかるから閉所恐怖症の人には少々不気味であろう。

 そういえば青函連絡船に使われた船がセブに売られて『浮かぶホテル』として、営業をしていたことがあった。それがいつの間にかいなくなってしまったが、あの船はどこへ行ってしまったのだろう。

 トンネルでは『丹那トンネル』が身近だった。東海道線で熱海方面に行くと必ず通るトンネルで、全長7804km、かつては鉄道トンネルとしては清水トンネルに続く第2位の長さだった。

 丹那トンネルは難工事でも知られ、7年位の完工予定が16年かかり、犠牲者67名を記録している。着工1918年(大正7)、完工1934年(昭和9)のこの時代は今のような機械を駆使した工法ではなく、手掘り主体だったろうからその苦労も偲ばれる。

 セブにもこの間、自動車用トンネルが開通した。これは地中を掘り進む工法ではなく、土地を掘り下げてトンネル状の建造物をつなげて埋め戻した。
セブ島工房ロゴ
author:cebushima, category:閑話休題2010年10月, 10:39
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