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台湾一周 鉄道旅 2020 その(61) 台湾最南端の鵝鑾鼻灯台のある丘にて−1

【写真−1 緑色の塀の向こうは駐車場なのでここから入れれば良いと思うが】

 

 台湾最南端地域は『墾丁国家公園』に指定され、その中でも最南端にある『鵝鑾鼻灯台』のある一帯も公園になっている。写真−1の場所は入退場門で、右手側に関所の様な土産店街があって正面の小屋で入場料を払って入るが、団体客が居ないので暇そう。

 

【写真−2 左の建物はトイレ設備】

 

 入場門から緩い写真−2の坂道を上がった先に灯台があり、右手側には草原が広がり、陽射しは強い。椰子系の樹が生えているのが南国らしい風景で、こんもり大きく繁っている樹は名前は忘れたが杉に似た針葉樹で、フィリピンでも平地で見られる。

 

【写真−3 陽射しは強いが草原に座って海を眺めるのも良し】

 

 写真−3は写真−2の反対側から入口方面を見た光景で、海に向かって傾斜する草原の彼方には弧を描いた湾があり水平線も見える。台湾最南端は『恒春半島』と名付けられ、字の通り常に春の様な気候で、確かに1月というのに長袖で歩くには少々汗ばむ。

 

【写真−4 こういう平地の広い敷地を持つ灯台は初めて見る】

 

 坂を上り詰めると写真−4の文字通り『白亜の灯台』が澄み切った青空を背景にして浮かび上がる。清時代の1882年に最初の灯台が造られ、当時は武装した灯台で、この灯台は南シナ海と太平洋を睨み、台湾とフィリピンの間にある『バシー海峡』を望む。

 

【写真−5 名勝地選定も政治的な思惑が影響する】

 

 灯台前の草地に写真−5の石碑があり、これは『台湾八景』の一つに『鵝鑾鼻』が選定されていたことを物語る。台湾八景は時代と共に変化し、鵝鑾鼻が選定されたのは日本の植民地時代で、最新は2005年に選定され『墾丁』が入るものの漠然としている。

 

【写真−6 目障りにならない程度の観光客数】

 

 『台湾八景』碑から眺めた鵝鑾鼻灯台が写真−6。灯台は岬の断崖上に造られるのが普通だが、ここはゴルフ・コースの様な緩い草原にあり、青空を背景にした白い建物は開放感がある。右端に見える建物は土産を売る建物の様だが、閉まっていた。

 


 

author:cebushima, category:台湾一周鉄道旅 2020, 20:10
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