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台湾一周 鉄道旅 2020 その(51) 地下鉄美麗島駅から夜市の開かれる通りに建つホテルへ

【写真−1 これだけの規模だと保守するのも大変そう】

 

 『美麗島駅』の命名は1979年高雄市であった民主化デモのきっかけとなった雑誌『美麗島』から来ている。当時の台湾は軍事政権並みで、前年にアメリカは中華民国(台湾)と断交し、台湾は孤立する。写真−1は同駅の青を基調としたステンドグラスの天井。

 

【写真−2 台湾の現在の民主化路線は一朝一夕で生まれたものではない】

 

 その民主化事件の記憶を留めるためか、駅構内の暗い通路を歩いていると、写真−2の一角があった。『人権』を啓蒙する場所だが、最初はずいぶん場違いで何だろうと思ったが、台湾の民主化運動ゆかりの場所で、この高雄市から現在の民主政権が生まれた。

 

【写真−3 人を拒むような深くて急な階段】

 

 美麗島駅は大きな交差点の下に造られ、地上へ出るにはかなり歩かされ、地上へ出る階段も写真−3の様にかなり深い。しかもエスカレーターなど考えられていなくて、荷物を持って上下するには苦しみ以外何物でもない。高雄の地下鉄は乗客本位を感じない。

 

【写真−4 観光夜市として有名な通りの端】

 

 そうして地上に出て写真−4の角を曲がると、本日宿泊のホテルのある通りに入る。この通りは高雄市内でも有名な夜市(ナイト・マーケット)が開かれ、『六合夜市』と呼ばれる。夜市は夕方6時から始まるので、その前の準備中という雰囲気の中を歩く。

 

【写真−5 夜市の準備で人の動きも慌ただしい】

 

 六合夜市は台北の『土林夜市』と並ぶ、台湾でもお勧めの観光客用の夜市らしいが、土林の方は台湾到着の夜に行っている。土林と違って幅広い通り全部が歩行者天国の夜市になり、写真−5は5時を回った時間に撮っていて夜市の準備で人が動いている。

 

【写真−6 この通りがギッシリ人と屋台で埋まる】

 

 ボツボツと屋台が店開きする、写真−6の右端に見える白いビルが本日泊まるホテルで、夜市を夜遅くまで心置きなく楽しむために夜市沿いのホテルを探し、そういう好立地に関わらず料金はそれ程高くない。今回の旅行で一番当たったホテルといって良い。

 


 

author:cebushima, category:台湾一周鉄道旅 2020, 21:12
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