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新幹線全線乗車の旅(ジャパンレイルパス) 2019年 その(47) 天文館通から鹿児島市電でホテルへ戻る

【写真−1 アーケード街はどこの地方都市へ行っても同じ雰囲気】

 

 天文館通は鹿児島で最大の繁華街だが、雨のために行き交う人は写真−1のように多くはなく、地方の商店街の衰退を感じさせる。アーケードは雨を避けるために造られるが、天文館通は桜島の噴火による降灰を防ぐためとあって地域なりの苦労があるようだ。

 

【写真−2 この店は家具とインテリア小物を扱っていた】

 

 ブラブラ歩いていたら写真−2のスターバックスの店があった。その上のガラスに書いてある『インハウス久永』と『1858年安政5年創業』に目が行った。久永といえば幕末の薩摩藩主島津久永であり、その縁の店かと思ったが経営者の名前が久永であった。

 

【写真−3 鹿児島市は車を利用しなくてよいコンパクトな街なのか】

 

 裏通りの小さな居酒屋で食事をし、鹿児島名物の『キビナゴの刺身』を食べるが、期待したほどの味ではなかった。鹿児島市電出戻るが、市電の行き先の『谷山』はかつては独立した市であったが1967年に鹿児島市と合併、谷山にはラ・サール高校がある。

 

【写真−4 どこでも公共交通機関の乗車風景は似ている】

 

 鹿児島市電は地方交通では珍しい黒字経営で、写真−4で分かるように夜の8時半頃でも車内は乗客で埋まっている。時間帯もあるだろうが、車を使いそうな若い層の利用者が多く、この手の交通機関は老年層が多いのとは少々違う雰囲気。

 

【写真−5 他の路面電車と比べると20%くらい安いのではないか】

 

 車内にあった運賃案内が写真−5。大人運賃が170円と、少し安目の運賃設定で、利用客が少ないから値上げをする地方交通機関の負の連鎖から逃れて、黒字化に繋がっているようだ。子どもを連れた場合の運賃表示も図入りで分かり易く、乗客本位が分かる。

 

【写真−6 市電を撮るだけでも面白そう】

 

 過去に乗車した路面電車を思い出すと、通学に使った都電、函館市、四国の高知、松山、この鹿児島と数は少ないが、線路の上を走る電車はバスと違って安定感はある。自動車に押されて路面電車は少なくなったなと、写真−6のやって来た電車の姿を収める。

 


 

author:cebushima, category:新幹線全線乗車の旅(ジャパンレイルパス) 2019年, 20:55
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