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カンボジア・ヴェトナム二人旅 その(55) 最終回『番外・旅のお土産』
 バックパック旅行のためと陸路の移動距離が長いので、嵩張る物や重い土産物は最初から考えず、軽い小さな物を物色する。カンボジアでは特に土産というほどの物はなく、アンコールワットの葉書き写真組を1ドルで買ったが、これは遺跡で子どもが売っていたので気の毒になってで、特に良い写真というわけではなかった。

 家人はナイトマーケットでスカーフといった布製品を買い込み、私は旅行中の洗濯が面倒なのですぐ着るために『地雷除去キャンペーン』の
Tシャツを買った。プノンペンでは大島渚のDVDを買ったが、自分用で土産の種類にならない。

 写真上はヴェトナムのホイアンで買った『魚籠』で、値切って買ったことは既に書いた。土産も最終滞在地のハノイで買っているが、最後にお土産を物色する観光客としては良くあるパターン。

 次の写真はヴェトナムでお馴染みの『コーヒー淹れ』。
10年近く前初めてヴェトナムに行った時は、材料がアルミでその安っぽさが気に入っていくつも買ったが、今回はステンレス製でヴェトナムの工業技術が進歩した証しなのか、非常に綺麗にできていた。

 家人は友人、知己に配るために3個買ったら1個おまけというような品物を物色。

 布製の財布をたくさん買ったが、以前も他の国で財布とか小銭入れを買っていて、もらう方は毎回財布、小銭入れで嬉しくもないと思うが、家人も友人から旅行土産で財布、小銭入れをもらっているから、女性特有の習性なのかも知れない。

 私は次の写真『ホー・チ・ミン』のイラストが描かれたTシャツを買った。

 以前買った
Tシャツは化繊が混じって通気性が悪かったが、今回はオール・コットンで、ようやくTシャツの素材も普通になった。

 次の写真はヴェトナムの焼き物を探そうとハノイの瀬戸物屋で見つけた高さ
1520センチほどの小さな『ランプ』で、形といい柄といい何十年も経てばアンティックとして通じる雰囲気になり、1100円くらいで買った。

 これもお土産というより自分用のランプ・コレクションの仲間入り。

 ヴェトナムの焼き物には面白いものがあって、前回、貫乳(表面のヒビ)入りにトンボの図柄を描いた急須や茶碗を買って茶道をやる人から羨ましがられたが、今回、その手を探したが見当たらなかった。

 町の普通の瀬戸物屋では無理で、観光客相手のアンティック物を扱う店にでも行かないと手に入らないようだ。

 最後の写真はヴェトナムでやはりお馴染みの『シクロ』のミニチュア模型。

 これはハノイの空港で長く待っている時に土産物屋で買ったが、こういう場所の買い物は手持ちの金を無理に使うようなことがあって、なるべく大きなサイズの物を買うが、値段のシールが裏に張ってあって
12ドル。

 今思い出すとたくさんあった土産店で値段が安くてしっかりした作りを選んでいる。なかなか良い作りで後輪はチェーンで回り、ヴェトナム旅行の思い出として飾って置くには悪くない。

 ということで、私のお土産は自分用で、家人は友人、知己用と
2人の性格の違いが良く出ている。(了)


 
author:cebushima, category:カンボジア・ヴェトナム二人旅, 18:53
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カンボジア・ヴェトナム二人旅 その(54) 『飛行機の出発は遅れたが、無事にマニラ、セブ着』
 搭乗手続きを済ませてから、空港ビルの上の階にある喫茶店でコーヒーでも飲むかと向かう。どこの店の中でも煙草を吸っている客が居るので『禁煙席はないのか?』と、アオザイを着た店員に聞くと怪訝な顔をして、店の外にある椅子を指さした。

 空港内は全面禁煙だが、飲食店は適用を受けず、逆に煙草を吸いたければ飲食店に入るスタイルになっている。仕方がなく店内の煙の来そうもない席に座ったが、写真上がそのテーブルに置いてあった灰皿で、ヴェトナム中どこの店に行っても灰皿常備だった。

 ヴェトナムは前にも書いているが、喫煙者天国で『ヴェトナムの印象は』と聞かれたら『煙草臭い国だ』と答えるようにしている。

 それをいいことに、海外から来る観光客も歩き煙草で、これ幸いと吸っていてはなはだ面白くない。

 と煙草を目の敵のように書くが『煙草を吸う人は病気』だと思っているから、これを禁止するのは難しく『好きなように、ただし他人に煙草の煙で迷惑をかけるな』となる。

 もっともアメリカ先住民(インディアン)ではないが、親交のために煙草をお互いに回すという風習がヴェトナムにもあって、これを知ったのは、かつてフィリピンにヴェトナムの『ボートピプル』を収容した難民キャンプがあって、その時訪れた家で、ヴェトナム人から教えられた。

 そういう事情があるとむげには断れないが、嫌いなものは嫌いとはっきり説明すればお互いに分かる話。

 写真中は出国手続きを終えて搭乗ゲートで待っている様子だが、正面の黄色い字が光っている場所から搭乗する。

 しかし、マニラ行の飛行機は遅れに遅れてマニラから到着。結局、
3時間くらい遅れて出発したが、欠航しないだけでも良かったと思うケースであろうか。

 これだけ遅れると普通、航空会社は軽い食事や飲み物を用意するが、低価格航空会社のためか何のケアもなかった。

 待合所の周りは土産店が取り巻いていて、それを何度も見て回って時間を潰すが、深夜発のこともあって待ち草臥れた乗客は椅子の上で横になる人多し。ハノイ―マニラ間の飛行時間は
3時間もかからないから、待たされた時間でマニラに到着していた。

 真夜中の東シナ海を横断し、マニラ空港に着いたのは夜が明け始めた頃で、ここでセブ行に乗り継ぐが、最初から時間帯が悪く、ロビーで延々と時間を過ごし、写真下のマニラ―セブ便に搭乗、今回の旅の出発地、マクタン・セブ国際空港に戻ったのは昼近かった。

 飛行機は乗っている時間より、手続き、乗り継ぎ時間が多過ぎて、面倒、どうも好きになれない乗り物である。

 とまあ、無事に今回の旅を終えて、この旅行記もこれで終わりとするが、
54回ではキリが良くないので55回を最終とするために、旅行中に買った品物を次回に紹介したいと思う。


author:cebushima, category:カンボジア・ヴェトナム二人旅, 19:00
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カンボジア・ヴェトナム二人旅 その(53) 『飛行機に乗るまでに時間があるので再度ハノイ市内見物』
 暮れから正月にかけてカンボジア、ヴェトナムを旅行したが年末気分、年越し気分、正月気分というのは全くなかった。何しろ2012年大晦日にはハノイ行の夜行寝台車に乗っていて、目が覚めたら2013年に年が変わっていて、元旦のハノイに着いていた具合だった。

 ハロン湾クルーズの後、ハノイに戻ってきたがフィリピン・マニラに向かう帰りの飛行機は真夜中発でまだ時間がある。荷物を預けたまま再び市内をブラブラするが、少しはお土産を買って帰ろうと物色する。

 冬物のダウン・ジャケットなど安くて良いものがあるが、まさか亜熱帯のセブに持って帰っても役立たず、いつかはヒマラヤにでも行く時に着るかも知れないと買った冬物が家にはいくつも死蔵してあってなおさら買えない。

 写真上はホアンキエム瑚の畔のレストラン前にあったクリスマス用の飾り付け。ヴェトナムは雪が降るのか降らないのか分からないが、北部の山岳部に行けばもしかすると積雪するのかも知れない。

 それでも、この国にとって雪は珍しいし、雪ダルマなどもっと珍しいのだろう、御覧のように写真を撮るグループ、家族が取り囲みここだけクリスマス気分が留まっている。

 ヴェトナムは中国系の風習をかなり取り入れていて、正月も旧正月で行い中国語で『春節』、ヴェトナムでは『テト』となる。

 この旧正月もヴェトナムと中国では暦が違っていて、今年はヴェトナムのテトの方が春節より
1日早いとなっている。

 写真中は正月らしい雰囲気のカレンダー屋で赤や金色の色使いに中国風を感じるが、おめでたいことは確かである。

 『よその国で使っているカレンダーを理解することが、その国の理解の第一歩』と喝破しているのは評論家の犬養道子だが、確かにカレンダーというのは単純に月、日、曜日を印刷しているようだが、国によって休日は違うし色々な行事が記載されているから下手な本を読むよりは良いかも知れない。

 と、もっともらしく書いても店の前を通り過ぎただけでカレンダーを買わなかったが。

 写真下はハノイの空の玄関口『ノイバイ国際空港』のロビー。社会主義国だからハノイの近くにあるだろうと思ったら、50キロ近く離れていて結構遠い。

 何の交通機関で行くのか、こういった新興国では迷うところだが、確実性を考えて、ホテルでタクシーを呼んでもらって向かう。

 市内から空港までミニバスや市営バスが走っていて、タクシーの
10分の1以下の料金で行けるのをあとで知ったが、空港に着いてから分かったのでは何の役にも立たない。

 空港内は時期的に混んでいるのか、いつもこうなのか分からないが、スペースが狭くてあまり乗客に対して親切に設計されていない感じが強い。それでも
2015年度中を目標に、日本のODAで第2ターミナルを建設中というから多少の混雑は解消するのだろう。

 搭乗手続きは行きと同じのセブ・パシフィック航空、マニラ行で滞りなく済ませた。


 
author:cebushima, category:カンボジア・ヴェトナム二人旅, 21:14
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