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4月30日(土) 晴れ、微風 閑話休題 《 ロンドンを思い出してあれこれ 》
ウェストミンスター寺院 ロンドンには2回行ったことがある。といってももう四半世紀以上前の話だから今のロンドンの様子など全く分からない。

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回のロンドン滞在はロンドンを目指したのではなく、当時、日本からアフリカ大陸へ行くにはロンドン乗り換えが普通で、目的地まで4日から5日かかった。

 今はシンガポール―南ア・ヨハネスブルク路線があって、そちらを利用するらしいが、それでも3日はかかるという。

 ロンドン滞在の思い出はいろいろあって、写真のウェストミンスター寺院にも行った記憶がある。ここは周りに塀がなく、写真で見るより意外と小さかった記憶がある。中も見学しているが全て忘れている。

 ニュートンやダーウィン、リヴィングストンの墓所があり、もしかすると見ているかも知れない。墓所としてこの寺院は有名で作家や詩人、例えばディケンズ、トマス・ハーディーがあり、変わったところでは156歳まで生き、ウイスキーに名を残すトマス・パー、俳優ではローレンス・オリビエなどが埋葬されているのは後日知った。

 せいぜい一泊位のロンドン滞在なのに結構あちらこちらに足を運んでいる。時間的に混在しているがグリニッジの子午線を見、帆船カティサーク内にも入ったし、電車に乗ってオックスフォード大学まで足を伸ばしている。

 市内はコベントガーデン、トラファルガー広場、バッキンガム宮殿、ロンドン塔、名前は忘れた大きな公園と普通の観光客同様見て回った。そういえば夜はソーホーのパンク・ディスコまで行っておかしなバンド演奏も聴いているから、なかなか元気もあった。

 しかし絶対的な時間がなく大英博物館のようなじっくり時間が必要な場所はパスしている。私が何よりもロンドンは良いと思ったのは古い舗道に古い建物、どこを切り取っても絵になるたたずまいで、足に任せて歩いて少しも飽きさせなかった。

 もっともこれらの蓄積は過去のアフリカ・アジア地域からの略奪の上に乗っているだけで手放しでは褒められない。

 気に入ったイギリスだが食べ物となると特徴のない国で、しかも不味い料理を出すレストランばかり。仕方がなく、マクドナルドを探して食べた記憶がある。イギリスは料理不作の国というが確かにその通りと思った。

 このロンドンを思い出したのはイギリス王室の結婚式が行われたためだったが、フィリピンもテレビで実況中継をし、人気テレビ・キャスターを何人も派遣していたが、電気の無駄、馬鹿じゃないかと思った。

 王室のない国、新興国、例えばアメリカ辺りも騒いだろうが勝手にやっていろという感じ。ロンドンで騒いだのは観光客ばかりでロンドンっ子は冷めていたという話もある。

 王室だなどとありがたがっても1,000年前は山賊や海賊の頭目だから、芸能人的存在と思えば目くじら立てるほどのものではないか。ヨーロッパには王室が10ヶ国健在らしいが、日本の皇室よりははるかに開かれているし、イギリスなど醜聞まみれである。

 日本の皇室もかなり醜聞があるらしいが、全部規制して日本のマスコミは報道しないし、産経を代表にするような提灯記事ばかりだから国民は情報操作されていると見て良い。
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author:cebushima, category:閑話休題2011年4月, 09:04
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4月29日(金) 晴れ、にわか雨 微風 閑話休題 《 台湾人が描いた世界の国々の評価地図 》
台湾人の描いた地図 掲載した図は台湾の子ども(小学生位)が描いたとされているが、絵の構図、まとまり具合や内容から大人が子どもを装ってネット上に流したと思われる。

 台湾人が作ったのは間違いなく『強大な台湾』と最高の評価をしているが、自国自慢は体制、経済とは関係なくどこの国でも我田引水、それが行き過ぎると笑いものになる。

 台湾語で記されていてその解釈が面白い。順に説明すると日本=至る所成人もの、これは日本がポルノ天国と指しているようだ。日本は清潔で安全をPRして外国人観光客を呼び込んでいるが、台湾人の一般的な見方というのはこんな物なのだろう。

 韓国=全て自分の物という国、当たっているがどこの国も同じ。中国=不良品・詐欺師集団の輸出国、その通りだが、中国に一番投資し、進出しているのは台湾人。

 フィリピン=『マリア』という家政婦が多い国、これには苦笑するが確かにマリア名は多い。今の流行はマリアに続いて、マリア・何とかと続く名が多くなり、マリアでは平凡と思うのであろう。台湾には10万人近くのOFWが居る。

 中東=砂漠と戦争、石油も入れて欲しかった。アフリカ=ご飯を残すと母親はここにあげてしまうという。飢餓の大陸の印象が強いのだろう。

 オーストラリア=先住民統治。ニュージーランド=羊が統治。イギリス=ハリーポッターの魔術学校。ヨーロッパ=働かずアフタヌーン・ティーを飲む。ロシア=VITAS(?)が偉大、樹が多い。

 カナダ=アメリカに行けない貧乏学生の留学先。アメリカ=邪悪な帝国、ヤンキースに台湾人投手あり、カリフォルニアは不法滞在者ばかり、テキサスは石油、なかなか見事にアメリカを言い得ている。

 メキシコ=犯罪、ドラッグ戦争をいうのだろう。カリブ=台湾と外交を結んでいる。カリブ、中米地域の国は台湾と外交関係を持つ国が多く、確か10数ヶ国あると思った。

 先年住んだホンジュラスも台湾派だった。近年、中国が援助を餌にこれらの国に食い込んで、最近でもコスタリカが台湾と断絶、中国と国交を樹立した。台湾勢も防戦必死で同じく援助の大盤振る舞い。もっともこんなコップの中の嵐など当事者だけの問題で、国際的には何にもインパクトはない。

 南米=サッカーだけ。その通りだろう。こういった割合本音で世界地図とその評価を各国で作らせたら、面白いものが出てくるのではと思う。

 どこの国でも権力側が自惚れるほど、自国は評価されていないことを知る必要がある。
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author:cebushima, category:閑話休題2011年4月, 10:03
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4月28日(木) 晴れ、微風 閑話休題 《 平凡パンチが創刊された日 》
平凡パンチ創刊号表紙 428日というと428『沖縄反戦ディー』を思い出すが、前にも書いたので他の話題にする。

 この日の出来事を調べていたら『平凡パンチ』が創刊された日だった。創刊の年は1964年。

 この年の出来事はフランスと中国が国交樹立、海外渡航自由化(所持金500ドルまで)、新潟地震(死者26人)、東海道新幹線開通(東京―新大阪間のひかり運賃合算で2,480円)、東京オリンピック開催。

 相撲は大鵬が全盛、歌では都はるみ『アンコ椿は恋の花』西田佐知子『東京ブルース』、映画は植木等の『無責任シリーズ』という時代で、戦後高度成長の絶頂期になる。

 写真は創刊号の表紙絵で、この創刊号の表紙、覚えているような覚えていないような記憶だが、作者の『大橋歩』は当時としては斬新なイラストで評判を呼んだ。大橋は1971年まで表紙を書き続け、その数390号に及んでいる。

 創刊号の内容だが、この当時の値段は50円、買わずに朝の混んだ電車内で若い男が読んでいるのを横から覗いて読んだ。鈴鹿で日本グランプリが初めて開催され、ポルシェのレーサータイプを金持ちのドラ息子が走らせる記事があった。

 表紙の若者達の服装が今見ても懐かしい『アイビー・スタイル』で、『VAN』だとか『JUN』だとかいった3文字ファッション・ブランドに若者が熱中した。

 アイビーは後に暗殺されるケネディーが好み、それから日本で認知されたというが、3つボタンのスーツ姿は目新しいファッションだった。ボタンダウンのシャツなどもこの時からで、学校で夏の半袖時期にボタンダウンを着ている奴を見ると妙に小粋に見えたものだった。

 IV
の安売りで名を上げた新宿の『ミツミネ』の広告を見て、新宿に出かけるのが楽しみの一つでもあった。
その影響からか齢を重ねてもYシャツはボタンダウンを私もなぜか好んでいる。

 この週刊誌は印象が深い割にはあまり買った記憶がないのは、同級生が必ず買っていてそれを回し読みしたためであろう。

 平凡パンチは今でいうアイドルのグラビア写真が売り物だったが、初期の頃はおとなしく、ビキニ姿が関の山だった。中でも『アグネス・ラム』のビキニ姿は当時の若者を虜にした。今はこの位のモデルはいくらでもいるが、やはり時代なのであろう。

 私も30代の頃初めてハワイに行った時、アグネス・ラムの家まで行って写真を撮りたいといいだし同行者から呆れられた。結局、行かなかったのは『おばさんになったアグネス・ラムを見ても幻滅するだけ』の科白が決め手となった。

 平凡パンチは2年後の1966年に100万部を突破、これ以降下降に向かったから全盛期は非常に短い。1988年に休刊、翌年復刊したが数ヶ月で休刊、そのまま終焉を迎えた。既に時代は多様化、一時代を画した週刊誌は消えた。
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author:cebushima, category:閑話休題2011年4月, 10:03
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