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10月30日(金) 曇り、風無し 閑話休題 《 省エネ電球 》
省エネ電球 フィリピンはアジアでも12に電気代が高い。外資系の工場がこちらに進出する時、この電気代の高さが、供給の不安と併せて1番のネックになっている。

 庶民レベルでは『盗電』が多い。電気代を高く設定しているのは盗電分を負担させられているためと言う程である。路地の電信柱を見ると、線をどうやってつないでどこに行っているのか、分からないほどゴチャゴチャになっている。盗電はこのゴチャゴチャを利用して行う。勿論、高圧電流だから素人には簡単には出来ず、盗電を専門につなぐ商売人がいる。

 家を借りる時、電気がどこから来て、どのように借家に来ているか良く調べろという。これは近所の家がチャッカリつないでいて、その分まで請求されている事が多いことから来る。特に隣りが借家の大家だったら要注意である。実際、私の日本人知人がその目にあった。電気だけではなく、水道も同じように注意が必要である。

 さて、我が家では白熱電球を使っていたが、今度写真の『省エネ蛍光タイプ電球』に付け替えた。こういった製品が出ているのは知っていたが、値段が高いので手が出なかった。ところが、どういうわけか2個パック280ペソ(560円)で売っていた。通常では1280ペソである。11Wが白熱球の60Wに相当し、80%はセーブ出来るらしい。 電気の色も白熱球に近い。

 最近、マニラの貧困地区対象に、使っている白熱球とこの省エネ電球と交換しているニュースがあった。この省エネ電球を使用して、どの位電気代が下がるか分からないが、やはり小まめに点灯、無駄な点けっ放しをしない事が省エネには一番重要ではないか。
author:cebushima, category:閑話休題2009年10月, 07:20
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10月29日(木) 快晴、軽風 閑話休題 《 中古屋 》
中古屋 仕事用にファイル・キャビネットが必要になった。中古で良いと思って市内の業者を妻と2人で訪ねた。最初の店はセブ港そばの倉庫街にあり、大きな薄暗い倉庫に家具を中心に並べていた。辺鄙な場所に似合わず人や車の出入りが多い。

 ただ、いずれも中古品だからその埃っぽい事。少しは掘り出し物でもあるかと思ったが、ガラクタが多い。それでいて値段はゼロが1つ多い。梱包されたままの家具も多く、倒産した家具工場から安く買い付けたのかも知れない。

 変わり種は優勝トロフィーがたくさん売られていた。日本の酒樽もいくつかあった。新品のようなスターバックスのコーヒーマシンもあって10万ペソ(20万円)近い値段で売られていた。出所はどこか面白そうだ。

 2番目に訪ねたのは写真の中古屋で、市内の北部にある。ここはフリー・マーケットの恒常版といった感じで、敷地内であらゆる物が売られている。品物の出所は全部日本からで、ほとんどゴミではないかと言う物ばかり。日本で捨てこうやって別の国では役立っているのを喜ぶべきか。駅前放置の自転車やゴルフのクラブなど山ほどあった。

 変わり種は日本のひな人形で、初節句の人の名前まで書いてある。なかなか立派な人形で、どうしてここまで流れて来たのか興味を抱く。食器類もたくさんあって、じっくり探せば良い物がありそうな気もする。暇な時の時間潰しにはもってこいの場所である。

 コンテナで中古品を輸入してフィリピンで売る商売は結構盛んで、日本人だったら平気で捨てる代物でも再生して売っている。物を大事にすると言うより『中古大好き』の国民性かも知れない。
author:cebushima, category:閑話休題2009年10月, 09:25
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10月28日(水) 晴れ、中風 閑話休題 《 庭のコスモス 》
コスモス 庭のコスモスに花が咲いた。2ヶ月位前に種を直播し、暑さの中で発芽するかどうか心配だった。土を補充した効果があったのか発芽率は50%位で時々の大雨、大風に負けずに育った。

 身の丈50センチで力強さはないが蕾を付け、数日前に開花した。花の直径は4センチ位の小ぶりで、野で見るのとは違って可憐な感じがする。このコスモスの種はいつも行くスパーの野菜売り場で見つけた。袋の印刷写真が白やピンク、赤と色々混ざって写り、華やかなので購入した。150ペソ(100円)だった。

 種の生産も販売会社も台湾で、コスモスの事を『大波斯』と表記してある。多分、中国本土でも同じように言っていると思うが、かつての中国生活での中のコスモスについての記憶や想い出は無い。

 日本では『秋桜』と書いてコスモスと読ませるが、こう読むようになったのは山口百恵が歌った『秋桜=コスモス』の曲以降らしい。それまでは俳句の秋の季語で文字通り『あきざくら』だった。『秋桜』の曲はさだまさし作詞作曲で、発表が1977年だからもう30年以上になる。

 話はそれるが、山口百恵は1959年生まれで今年はちょうど50歳になる。えっと思うがアイドルだって歳を重ねる。145歳の頃デビューして、引退が21歳と言うから恐るべき速さで頂点を極めたしまった歌手でもある。

 日本でのコスモスは、実家の庭に黄色い花が咲いていた記憶がある。何にも手入れをしていないのに毎年同じ所で花を開いた。この花が咲きだすと夏休みの終わりが近づいた事を知らせ、宿題の山に気を取られながらも、まだまだ先と先延ばしにして遊び呆けた頃でもあった。
author:cebushima, category:閑話休題2009年10月, 10:58
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