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2010年春 東京俳句漂流 その18景 やがて来る三社祭りに春惜しむ
太鼓屋
 
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その18 やがて来る三社祭りに春惜しむ

 浅草には昔からの品物を売っている店が多く、祭礼用品屋など浅草らしい感じがする。

 ここは神輿も扱っていて、先年、ホンジュラスで神輿を作った時は、神輿用の飾り金具を購入した。

 このそばには、やはり神輿で有名な店があって、そこには何度も行き、ためつすがめつ眺めた。

 太鼓は楽器の中でも発生が一番古いらしいが、確かに棒で何かを叩いて音を出すのは単純ながら、面白い。

 この太鼓の胴は欅の芯を刳り抜いて作るが、最近は欅材の不足によって外材を使用する事が多いらしい。中にはアフリカ産の材料を使うらしいから、純国産にこだわる時代ではなくなった。

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author:cebushima, category:2010年春 東京俳句漂流, 11:49
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2010年春 東京俳句漂流 その17景 満開の花の彼方に塔伸びて
東京スカイツリー
 

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その
17 満開の花の彼方に塔伸びて

 

 この日も天気は悪い。隅田公園の桜も満開近いが映えない。対岸の高架下にも桜並木が見えるが日陰の感じが強い。

 写真は言問橋袂から撮ったが、アサヒビール本社ビルの向こうに、建設中の東京スカイツリーが姿を覗かせる。

 この状態で東京タワーの333mの高さを越したと騒いでいたが、それ程高くには見えない。最終的にはこの倍近くになると言うから、その時は確かに見上げる様な感じになるだろう。

 写真左手前に写るのは隅田川に浮くゴミの回収船で、花見に浮かれる人も有れば、地道にこの様な仕事をしている人も有る。

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author:cebushima, category:2010年春 東京俳句漂流, 12:35
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2010年春 東京俳句漂流 その16景 鉄傘に春雨しのぎ人参る 
浅草寺本堂

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その
16 鉄傘で春雨しのぎ人参る

 

 これはなかなか珍しい写真になる。浅草寺本堂がすっぽり仮小屋に囲まれていた。

 屋根の葺き替え工事のための仮小屋で、仮小屋と言うにはかなり巨大である。本堂の中は入れるので参拝には影響ない。

 この屋根の葺き替えだが、今回使用される瓦材料は『チタン』製と言う。

 寺の本堂などは、銅板やこけら葺きがお似合いだが、浅草寺の本堂は戦災で焼けて戦後再建した鉄筋コンクリート造りなので、チタン瓦は21世紀らしくて良いかも知れない。

 浅草寺では既に境内の宝蔵門の瓦に使用されているが、チタンは錆なくて耐食性に優れているので、今後も普及するであろう。

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author:cebushima, category:2010年春 東京俳句漂流, 18:59
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