- ホンジュラス・想い出100景 終景その6 たくさん飲んだホンジュラスのコーヒー
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2010.06.15 Tuesday
夫婦してコーヒーが好きで、コーヒーの産地中米に行く事になり楽しみだった。
どこの国に行っても電動のコーヒー・グラインダーを探すのが最初で、ホンジュラスではなかなか手に入らなかった。首都の『シアーズ』で良いのを見つけたが300ドルもした。
その時は買わなかったが、後日思い切って買いに行ったら既に品切れで、買おうと思ったら買った方が結果的に良い過去の教訓を生かし切れなかった。
次に見つけたのが写真のコーヒーを出す、ホンジュラスで1番のコーヒー・チェーン店だった。値段も安かったので有無を言わせず買った。
このチェーン店はコマヤグアに2店あって、帰る時には4店になっていた。2年間の滞在で何度行ったか分からないが、一杯一杯淹れてくれるコーヒーは日本円で50円ちょっとで、味はなかなか良く今でも口の中でその味を思い出す。
さて、楽しみにしていた最高のコーヒーにはお目にかかれなかった。
考えてみれば高品質のコーヒー豆は皆輸出してしまうから現地には残らないし、豆だけではなく、その焙煎や淹れ方が重要で、その点では日本のコーヒーに対する文化と情熱は傾聴に値する。
《 ホンジュラス・想い出100景 》はこれにて終了。
- ホンジュラス・想い出100景 終景その5 二年ぶりのセブ
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2010.06.14 Monday
この写真はセブに向かう飛行機で写したものではないが、目的地に向かって飛ぶ飛行機の窓から見る雲は、心を躍らせるものがある。
ホンジュラスに居た2年間を思い出すと、妻の父親が亡くなった事が一番大きい。
亡くなる数年前に皆で、タイのバンコク、チェンマイ、香港を旅行したのがせめてもの親孝行だった。ホンジュラスから帰ったら、また皆で旅行に行こうと考えていたが果たせなかった。
その父親が可愛がっていた白い犬が居て、2年間も留守にするとこちらの顔と臭いを忘れていた様で、特になついて寄って来るでも無かった。しかし、2、3日したらどこかで思い出したのか前の様に愛嬌を見せた。
セブに帰ってすぐ後に、セブの補習校が運動会を開催するので、会場に足を運んだ。ホンジュラスに行く前は補習校で教えていたので、その子ども達は大きくなったと予想していたが、皆頭一つ以上大きくなっていて、子どもの成長は早いとつくづく感じた。
一方、保護者の老けるのも早いが、自分も同じ様に年をとったのだろうなと思った。セブの町は2年間くらいでは大きな変化は無かった。
デジタル本発刊
詳細は下記のアドレスへ
http://www.digbook.jp/product_info.php/products_id/11926
- ホンジュラス・想い出100景 終景その4 フィリピン・『マニラ・ホテル』
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2010.06.13 Sunday
成田からノースウェストを利用してマニラ入り。この便は深夜に到着するので、日本大使館からは乗らないように勧告が出ている。市内に向かう道路上で襲われる事件が続出しているためである。
マニラでは2泊した。宿泊は『マニラ・ホテル』、フィリピン第1のかつての最高級ホテルで、その昔、泊まりたかったが値段と敷居の高さで諦めたホテルだった。
今回、マニラ宿泊のホテルをウェブで調べたら、1泊朝食付きで100ドルを切る値段で出ていた。マニラの他の高級ホテルを調べたら、マニラ湾沿いの昔の1流ホテルは皆安くなっていた。
さて、マニラ・ホテル、安いはずで韓国、中国から来た団体客が大勢だった。ロビーは昔通りの雰囲気を保つが客の雰囲気が安っぽく、ビジネス・ホテルと変わらない。
これも時代で、かつての栄光の名前では客を呼べなくなった。しかし、これではかつて利用した海外からの富裕層は皆逃げてしまい、益々悪循環で客筋が悪くなる。
勿論、部屋に入ってしまえば、今風ホテルより部屋の作りは良いし、静けさも保たれている。
朝食事のやかましさなど、どこかのファースト・フード並みで、その中で淡々と仕事をこなす躾けの良い従業員の姿にかつての1流を見た。