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台湾一周 鉄道旅 2020 その(100) 最終回 台湾桃園国際空港からマクタン・セブ国際空港へ

【写真−1 この時期は新型コロナの脅威前で国際線の人の移動は活発】

 

 セブ−台湾の往復搭乗便は『エアーアジア』で、同社はマレイシアを本拠のLCC(低価格航空)で、写真−1の主翼の先に同社のロゴが見える。同社の躍進は使用機種を統一していることだが、コロナ禍で日本路線は撤退と決まった。

 

【写真−2 コロナ不況の航空業界は以前のように戻るには数年かかるという】

 

 搭乗したのは正月初めでこの時は中国・武漢で怪しい病気が流行っているというニュースが入って来た頃で、今のように世界中の航空便が止まってしまうとは予測できない時期であった。写真−2は台湾観光客も多く座る機内の様子で、かなり埋まっていた。

 

【写真−3 夜の明るい台湾の上空を上昇中】

 

 九州ほどの広さを持つ台湾を5泊6日で反時計回りに一周したが、要所を駆け足で通り過ぎた旅で台湾を堪能するには程遠い。写真−3は桃園国際空港を離陸し、セブに進路を取っている時だが、眼下に流れる夜景を見ながら次の台湾旅行のことを考えた。

 

【写真−4 中国共産党が台湾を飲み込む戦略は既に破綻している】

 

 この時台湾は選挙の真っ最中で、派手な選挙風景が見られるかと期待したが、一度もそういう光景には遭遇しなかった。写真−4は基隆駅前で配っていた民進党候補のティッシュだが、珍しいなと思って受け取ったら選挙用で、台湾では違反にならない様だ。

 

【写真−5 現職市長のまま立候補出来る制度にも問題がある】

 

 選挙は民進党が記録的な勝利を収めたが、写真−5は総統選の国民党対抗馬、台湾第2の都市高雄市長当選1年未満で立候補するが、さすがに呆れられ落選後にリコールで市長職を失職。飛ぶ鳥を落とす勢いの人物であったが、ムードで選んだ選挙民も悪い。

 

【写真−6 このカードが小生の台湾土産】

 

 写真−6は日本のSUICAと同じ役割のカードで、空港到着時に購入するが、バスや地下鉄に乗る時は慣れない台湾紙幣や硬貨を使わなくて外国人には便利。台湾はかなりデジタル化の進んだ国で、コロナ騒動中でも日本と違ってかなり対策管理は出来ていた。

 

【了】

 


 

author:cebushima, category:台湾一周鉄道旅 2020, 10:07
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台湾一周 鉄道旅 2020 その(99) 桃園国際飛行場行きの地下鉄に乗ってターミナルへ

【写真−1 空港からこの駅で降りると台湾の豊かさが伝わる】

 

 台北駅のロッカーに預けた荷物を出して、写真−1の地下深くを走る飛行場行きのホームに向かう。天井は高く、左に竹が植えこまれ広々とした印象を受ける。この竹、最初見た時は本物と思ったが、今回じっくり見たら人造であった。

 

【写真−2 路線全長51キロ余の地下鉄だが大部分は地上の高架を走る】

 

 ホームに到達するまで何段ものエスカレーターを乗り継ぎ写真−2のホームに降り、ここが終点になり、前方から来た電車が次々と折り返す。この空港へ直行する路線は『桃園国際機場線』と呼ばれ、飛行場過ぎた先にある台湾新幹線の桃園駅と繋がっている。

 

【写真−3 台湾の鉄道ホームはかなり広く設計されている】

 

 空港へ行く乗客のための荷物置き場が、写真−3の様に設備されているのがこの路線の特徴。かつての桃園飛行場は台北とのアクセスが悪く、それを改善するために敷設されたが、トラブル続きで計画段階から全線開通するのは2017年で11年もかかった。

 

【写真−4 まだコロナが問題になっていない時期だが利用者は少ない】

 

 この線は日本の企業連合が2005年に入札後に受注、建設しているが、空港駅は航空会社別に分かれて第1からと第3までの3駅あり、写真−4は第1駅で下車してエスカレーターでターミナル・ビルへ上がったチェック・イン・カウンターに続くロビー。

 

【写真−5 こういう設備が当たり前に設けられているように世界は動いている】

 

 セブ行き便の手続きと出国手続きの後、搭乗ロビーに進むが写真−5は途中で見かけた『祈りの部屋』で、手前の月と星が描かれているドアはイスラム教徒用、その向こうの卍の印しは仏教徒用と分かる。その隣のドアは確認しなかったがキリスト教徒用か。

 

【写真−6 台湾はコロナ制圧に成功するもフィリピン労働者の受け入れは厳しい】

 

 写真−6はセブ行きの待合所の様子。乗客はフィリピン人がほとんどで、台湾には電子機器の組み立て工場やメイドとして働くフィリピン人は多くその数16万人以上。海外就労と考えると大袈裟になるが台湾はフィリピンの北に連なる島でかなり近い。

 


 

author:cebushima, category:台湾一周鉄道旅 2020, 19:53
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台湾一周 鉄道旅 2020 その(98) 台湾の『秋葉原』から飛行場へ向かう

【写真−1 日本物は人気があるのかずいぶん多い】

 

 ノート・パソコンを買う気であったが、実際に店頭にあるパソコンを見たらどのキーボードも表示は『漢字』で、それまで気が付かず止めた。写真−1は通りで見かけたアダルト・ヴィデオ販売店で、台湾が中国と違うのはこの点か。

 

【写真−2 この工業系大学の存在から台湾の秋葉原が生まれたようだ】

 

 台北の中心に秋葉原のような店が固まったのは表通りに出て、写真−2の大学を見て分かった。ここは国立の『台北科技大学』で、同じ台北の『台湾科技大学』と並ぶ工業系大学だが、こちらは100年以上の歴史があり、日本の植民地時代と関係も深い。

 

【写真−3 正月休み中なのか人通りは少ない】

 

 どこかでコーヒーでも飲んで行こうと大学のある交差点から道なりに歩いたが、写真−3のようにビルが連なるビジネス街でコーヒー店がありそうでない。車の少ない時期で渋滞もなく、写真でも分かるように車道も歩道も広く取られ、台湾の豊かさを感じる。

 

【写真−4 英語でオールド・ツリーの店名】

 

 それでも『犬も歩けば棒に当たる』で、写真−4の少々古い佇まいのコーヒー店を見つけた。早速中に入るが結構年配の客で席は埋まっていた。店内は昔流行った日本の高級コーヒー専門店風のインテリアで、台湾にもこういう店があるのかと思った。

 

【写真−5 こういうコーヒーを出しているようではマダマダ】

 

 写真−5の窓際でコーヒーを頼むが、日本の影響を受けているのか『おしぼり』が最初に出て来た。値段はスターバックスの倍もあり、その味を期待するがサイフォンで淹れていて熱過ぎた。店の外に『連鎖店』の看板があり、台湾では有名なのかも知れない。

 

【写真−6 この日は歩くのであらかじめロッカーに荷物を預けていた】

 

 再び、写真−6の地下鉄に乗って台北駅まで出る。故宮博物院のある士林駅から台北駅で乗り換えた時に台北駅のコイン・ロッカーに荷物を預けていたが、これも飛行場到着時に購入したカード使用可能。台北駅からは桃園国際飛行場まで一本の電車で行ける。

 


 

author:cebushima, category:台湾一周鉄道旅 2020, 19:56
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